『雨、あめ』
            ピーター・スピアー
             評論社

いつの頃からか、雨の日はユウウツで、面倒くさいものになってしまっていました。

服は濡れるし、泥もはねるし。
電車やバスは遅れるし。

でもそういえば、子どもの頃は雨の日って楽しかったな。

この絵本にはすっかり忘れてしまっていた、雨の日の楽しみが描き尽くされています。

どしゃ降りの雨の日に、姉弟を外に出しておもいっきり遊ばせ、びしょ濡れドロドロの二人を笑顔で迎え入れる、おかあさんの肝っ玉ぶりも素敵です。