『僕の人生には事件が起きない』
岩井勇気
新潮社
先日のドリームマッチを観ていて、ハライチの岩井勇気さんと渡辺直美さんの『醤油の魔人と塩の魔人』がツボにはまりました。もう、最高!
小さなお子さんがいるご家庭では、食事の度に大騒ぎかもしれませんね。
あまりにインパクトが強かったので検索してみたら、エッセイ本が出版されているそう。早速読んでみました。
タイトル通り、日常の何事もない毎日について書かれているのですが、これが結構面白いのです。
メゾネットタイプの住まいでの出来事、ダンボール箱を古紙回収に出す話、組立式の棚を買った話など、誰にでも起こりうる日常の一コマをこんなに面白く書けるこの人の感性と文才はすごい!
大笑いではないけれど、ニヤニヤクスりと笑えて、どの話もほんのり楽しい余韻が残リます。
それにしても、「醤油の魔人と塩の魔人」はとてつもなく面白かった。
今もリピートして観ているのですが、10分足らずの時間の中で、人の心の内にある様々な感情や人生の不条理や狂気をぎっしりと詰め込まれていて、お笑いを飛び越えた面白さを感じます。
若い頃に観に行ったマルセル・マルソーを、ふと思い出しました。

