雨がひととき止んで青い空と白い雲の中、彫刻の森を散歩することができました。

 広大な敷地の中で見る彫刻は、屋内で見るのとは全然違った印象。自然のキャンパスによく映えています。 

ピカソ館は、他とは違ったユニークで自由な展示で、多方面に才能がきらめく天才っぷりが楽しめました。  

小さな森を散策したり、足湯でのんびりしたり。

晴れていれば、きっと一日楽しめてしまう美術館です。
















天童荒太さんの小説の装丁でずっと記憶に残っていた舟越桂さんですが、これまで作品を観たことはありませんでした。 

写真だけでも十分なインパクトなのですが、間近で作品を見たらそれはもう「すごい」を超えた迫力でした。 

見る人と決して合うことのない目線。 
遠い眼差し。
キュッと結ばれた唇。 
誰も触れることのできない、静謐で深い孤独の世界。 

その一方で、家族のために作ったおもちゃを集めた展示室はユーモアと温かいまなざしに満ちていました。

「どちらも舟越桂さんから生まれたものなんだ。」そう思ったとき、なんだかよくわからない言葉にできないものが、目の前に大きく広がったような気がしました。

看板が違うので、通り過ぎそうになってしまった。

栞日

日の光が差し込む一階とは雰囲気が全然違う。
二階はほの暗くてまるで書斎のよう。
声のトーンを下げて、皆さん静かに寛いでいらっしゃるよう。

本を探しながらコーヒーを待つ。





深煎りのストロングなコーヒー。
目が醒めました。
水が美味しい松本はコーヒーも美味しいのです。


道向かいにある銭湯、菊の湯。
廃業の話を聞いた栞日のオーナーさんが受け継いだそうです。

今度は浸かりに行きます。