八犬伝
         監督:曽利文彦
         キャスト: 役所広司、内野聖陽、土屋太鳳他
          2024年公開

「どうしてこんな面白い物語をこれまでスルーしてきちゃったんだろう。」
里見八犬伝について、これまで作者の名前しか結びついていなかったこと後悔してしまうほど面白かったです。 

 江戸時代にこんなにワクワクする長編小説があったなんて、すごい! 

 滝沢馬琴の半生と葛飾北斎との交流、物語の展開と見どころいっぱいで、エンドロールまであっという間でした。 

 内野聖陽さん、磯村勇斗さん、栗山千明さん、塩野瑛久さんのカメレオンっぷりも見ごたえがあって楽しかったです。



今では「日本食」とも「国民食」とも言われているカレーライス。スーパーマーケットの棚を見れば10種類以上のカレールーが並んでいるような国は他にはないのではないでしょうか。


その日本独自のカレーライスのルーツをたどる本、森枝卓士さん著『カレーライスと日本人』を最近読みました。


インドのスパイスカレーと日本の小麦粉ベースのカレーは別ものと感じた著者が渡英してカレー粉誕生の経緯を探り、日本式カレーがどのようにできていったのかを突き止めていく中で、カレーにとどまらず日本の食文化の変遷まで話が広がり、とても面白かったです。


その本の中で紹介されていた『ビートン夫人の家政読本』(1861年)のレシピでチキンカレーをつくってみました。


スライスオニオンとみじん切りのりんごと鶏肉をバターできつね色になるまで炒め、カレー粉と小麦粉を加えでさらに炒め、グレイビー(コンソメスープで代用)を入れて20分ほど煮たら出来上がり。簡単です。


S&Bの赤缶のスパイシーさにりんごの甘みがほどよく効いていた、辛いハウスバーモントカレーみたいな味になりました。






 

 





古本街をたっぷり歩いた後での文房堂でのお買い物。
楽しいけれど、程よく疲れます。
そんなときに、同じビルの中にくつろげるカフェがあるなんて、なんて素敵なんでしょう。

文房堂 Gallery Cafe

ゆったりとした空間に席数もそれなりにあるので、とても寛げます。




アート作品の展示もあります。


軽食もいいけれど、スイーツもいろいろ選べておすすめ。

どれも美味しそうなので悩ましいのですが、なかなか買うことができないSTYLE'S CAKES & CO.のタルトを結局選んでしまいます。


ここに来るだけが目的でも十分ありな文房堂さんです。