ジャパニーズスリーピング | 脳みそ内で考え中!!!

ジャパニーズスリーピング

10月19日に見に行ったのに今更感想です。

いつもながら川口出演舞台鑑賞日記なのですが、今回は作・演出が宮沢章夫であり我が母校でも教授をやっており、短い時間でしたが(必須の)授業も受けていたので割と楽しみにしていました。

出演者も知ってる先輩が数名おり、またエレキコミックのやついいちろうも出演するとあって、なかなか凄い舞台に彼は出るんだなと言うのが初めの印象でした。


感想は、ドキュメンタリーを見ている様な感覚だったと思う。
お笑いの要素もあったんだけど、生っぽく見えなかったんですね。
それは俳優陣の演技力のせいなのかもしれないけど、演出的に映像をバンバン使うし、録画した映像をプレイバックしたり、インタビュー映像が流れたり...。

とにかく映像を見ている様な感覚だったのだ。

そして、『眠り』がテーマだったので、劇中に話されるエピソードが共感できたり、様々な眠り方などパーソナルな部分が面白かったし、本当にその俳優さんの事を言ってるんじゃないかと疑う程リアルな内容に聞こえた。(実際に役者陣にアンケートを取っている様です。)あとは、眠りに関する文学やもろもろの引用。

それらのエピソードのキャプチャー群とメインの筋がリンクしたりしなかったり。
最終的には、こちらが考え想像する様に思えました。
なぜなら、眠りと言うのは誰もが行う行為で、私的な時間であり、意識が曖昧な時間で、一番身近かなテーマであると思うからです。

芝居で、演出で、台詞で何かはっきりとしたことを語ってしまったら、面白くない様な気がします。(独断と偏見ですが。)



だから、宮沢さんは上手く吊ってくれたと思います。(宙に)


なんだか偉そうになったので面白かったという言葉で閉めたいと思います。


P.S川口のファンの方がわざわざ北海道からお越しになった様で、とても微笑ましかったです。笑