祐希学とジーンファーレンは作戦ルームへ向かう。



[我々は第二部隊だ。第一部隊が彼らの注意を集め、第二部隊が中核を目指す。第三部隊が突入後の援護をする。チャンスは一度しかない。失敗は許されない。まずは第一部隊は各々小隊を組み、突入経路を開ける。第二部隊は我々の護衛。突入後、第三部隊と合流し中核を隔離する。突入は明後日、10:00。以上。各々、訓練は怠らないように。解散]



いよいよ具体的な作戦が決まった。


ミユキは密かにマナブに盗聴機を仕掛けていた。




[なるほど。いい作戦ね。だけど、相手は人間が作ったコンピューターウイルス。果して上手くいくかしら?]


[ミユキ。体は大丈夫?][エエ。すっかり。ところでミユキ。そっちは?][我々も援護するわ。まずは彼らの情報源を全てシャットアウトする。このあと今夜未明には、法案が決まるわ。必要であればプログラムも提供するわよ][こっちは明後日、行動をするわよ。それまで隔離できそう?][やってみるわ。情報源の遮断も彼らは嫌がるはずよ。彼らは感染する事が目的なの。勢力を拡大する事が。感染したプログラムがまた新たなウイルスになる。隔離すれば勢力は落ちるはず。彼らは維持出来ないの][うん。そのあと突入かしら?][勢力は落としとおくから心配無いわ]




続く