2016年10月4日(火)
母52歳の誕生日。
これから1週間ぐらいして、またしても心臓が止まったと連絡が入り、急いで山形へ向かった。
自分が山形に着いたときは意識が戻っていて安心した。
生で母にハゲ頭を見せるのが初めてだったので、意外に似合うなとのお褒めの言葉をいただいた。
前回よりもやはり辛そうで医師には、今夜が山だろうから病院に付き添うよう告げられた。
母は痛み、苦しみで寝るのが怖いという理由からなかなか寝付こうとしなかった。
自分は治療や移動の疲れもありがっつり眠ってしまったが。
自分がご飯を食べに外へ出かけたり、妹宅へ昼寝しに行く度に心臓が止まり臨死体験をしていたという。
息子がいると話すことはないけども、安心するんだなと思い、なるべく付き添うことにした。
立花隆氏「臨死体験」を読んだばかりだったので、どんな体験をしたか聞きながら看病していた。驚くほど著書との一致も見られ、母の祖母へまだこっちへ来るんじゃないと言われていたそうだ。
1週間ほど山形に滞在し、母の体調も来たときよりはだいぶ安定し、コントロールされていれば大丈夫だなと思った。
また、自分も次の治療があるので東京へ戻ることにした。
別れ際には山形の冬は寒いし、雪も多いから、
「冬は越してくれよ」
と念を押して別れを告げた。