閉店後もハサミの音が耳に残って、肩だけがずっと固まっていた

 

閉店後の花屋で、

最後に水を替えた桶を片づけました。

 

店の明かりを落としても、

茎を切るハサミの短い音が、耳の奥に残っていました。

 

クラフト紙を重ねる音。

リボンを引く指先の感覚。

花の香りと、水の冷たさ。

 

お客様には、できるだけ明るく声をかけます。

「贈り物ですか」

「少し華やかに包みますね」

 

でも、最後に見られるのは、

花束を丁寧に仕上げたことより、何件包めたか、どれだけ早く回せたかでした。

 

リボンの結び目が少しでも曲がると気になる。

でも、時間をかけすぎると、また遅いと言われる。

 

その間で、肩だけがずっと固まっていました。

 

副業を調べても、

「顔出し」「毎日投稿」「明るく発信しましょう」ばかり。

 

仕事でも明るい声を作って、

副業でもまた、誰かに見られる私を作るのか。

 

そう思うと、スマホを閉じてしまいました。

 

あなたが悪いわけじゃないと思います。

丁寧すぎるわけでも、作業が遅いだけでもない。

 

ただ、今の疲れ方に合わない副業の形を、

選ぼうとしていただけかもしれません。

 

もう一つ明るい声を増やす前に、

まず見直すべきことがあります。

包装の速さだけで、
自分を責め続ける前に。
その副業が本当に続く形なのか、
一度だけ確認してみてください。

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※花屋の包装・リボン・閉店後の段取りに疲れた方へ。