センターからレスキューのプードル。



どれだけの年月放置したら、こんな状態になるのでしょう⁉

本物の足がどれなのか分からないくらい、太く固い毛と糞尿の塊が身体中から沢山ぶら下がり
足の周りにびっしり貼り付いた、分厚い塊は硬くてハサミもバリカンも通らない、なんとか取り除くと皮膚はただれて全身から酷い臭い…

それでも、この子はしっぽを振って甘えてきます。
甘え方もオヤツも知らないけど、人が大好き。


これを見て
「酷い!」
「かわいそう!」
「許せない!」
で、終わらせないでほしいのです。

おそらく、この子はブリーダー(繁殖屋)からの不要犬。
ペットショップで売る為の「子犬」という商品を生産する為の道具として生きていた。

「ペットを飼う→ペットショップで買う」
 その裏にある現実です。




買う人がいるから、売る。生産する。
この子達の不幸を招いているのは…
ショーケースに入れられた子犬を見て「可愛い!」と言う、私達…


私も、この活動をするまで知らなかった。
こんな事が、現実に身の周りで起こっているなんて。
ペットショップには、いつでも沢山の子犬がいる。
つまり、沢山の親犬がいるのは当たり前の事なのに。
どこか知らない所で起きている出来事では無く、
自分のすぐ近くに、こんな現場があるんです。
この子はたまたま助かったけど、もっと酷い状態の子が誰にも知られる事もなく苦しんでいるかも。

もちろん全てのブリーダーやペットショップが悪い訳ではないけど、日本ではちゃんとした規制も無い。


確かに子犬は可愛い。
でも、この子達や、センターの冷たい床の上で震えている子達こそ、もっと幸せになるべきだと思う。


この子は、目もほとんど見えません。
それでも人の事を目で追って構ってほしいと呼んでいます。
こんな悲惨な姿を見せてごめんね、と思うけど
それでも、1人でも多くの人に知ってほしいし伝えてほしいです。

1人1人の意識が変わらないと
現状は変わらない。

みんなの意識が変われば、必ず変わる!