いつも読んでいただいて感謝します。
日本から中国へ返還された
パンダの7歳の誕生日の様子を
テレビが映しています。
日本からもたくさんの方が
お祝いに駆けつけていました。
ジャイアントパンダは
( ネコ目クマ科 )です。
同じクマ科の熊は
疎まれ怖がられ
駆除の対象ですが
パンダはその愛らしい姿ゆえ
希少動物であるがゆえに
これほど大切にされています。
割り切れない思いなのは
私だけでしょうか…
不定期ですが動物園のことを書いています。
動物園で
赤ちゃんが誕生すると
一気に園は祝福ムードとなり
赤ちゃんの公開が決まれば
人々は動物の赤ちゃんを
見に行きます。
絶滅危惧種。大切に育てますと飼育員さん。
けれども
当たり前ですが
動物の成長は早く
赤ちゃんから成獣へとなっていきます。
人の関心は
また次に生まれる動物の赤ちゃんへと
移っていくのです。
もちろん成獣が大好きな人も沢山います。
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生まれる前から
余ることがわかっていたカバの赤ちゃんです。
『 余剰動物 』と呼ばれます。
余る命…ってなんでしょう。
生まれて来る前から
必要ではなかったということですか。
何とか繁殖を!と言われる
希少動物たち。
動物園の中でも
無償譲渡される
一部の動物たち。
カバの出目丸の
ように
海外へ渡っていく動物もいるのです。
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百獣の王と言われる
ライオンですら
余剰動物と言われる現実。
飼育に広い環境が必要であり
生存期間の長い動物が
( 余る動物 )には多いのです。
誕生した時は
話題になっても
いつの間にか他の動物園へ
あるいは海外へ
貰われていく命。
人間の娯楽。
人間に見られることで
生きている動物たち。
生まれる前から余ることがわかっていた
こんな言葉を
動物たちに使わないで欲しい。
命懸けで赤ちゃんを生むのは
人間も動物も同じなのですよ。
【⠀コール・ ザ・ ミッドワイフ⠀】
という 海外ドラマを観ています。
街中にネズミが繁殖して
忌避剤が置かれます。(1960年代)
シスターのひとりが
その忌避剤を捨ててしまいます。
それを周りの人から 咎められたシスターは
『 神は全ての動物を愛します。』
と言うのです。
『 神に嫌われる動物もいる。』
そう反論されたシスターは
『 だからこそ 私たちが救うのです。』
と答えます。
人に忌み嫌われ
駆除される生き物たち。
『 だからこそ 私たちが救うのです。』
シスターの言葉が
私の心に広がって
いつまでも残っています。