いつも読んでいただいて感謝します。

          
「  神  空に知ろしめす  世はすべて事もなし  」
             ブラウニングの詩      上田敏(春の朝)訳より

私の大好きな詩です。

       りーくんの後頭部が好きです

けれども
今年の幕開けは
真逆の様相でした。

大地は大きく揺れ
人は命を落とし
家屋は倒れ
道は大きく裂けて
猛火は燃え盛り…消えようとしない。

繋がれたままの犬たちは
逃げられたでしょうか。
家の中しか知らない
臆病な猫たちは
小さな隙間に入り込んでしまい
震えていたのでしょうか。

       ほぼ毎日この姿勢で寝ています

そして
人と関わりを持たない
野良猫たちは
突然の大きな波や
降り注ぐガラスの下に
いたのではないか…
あの山崩れの土砂の中に
野生の動物たちがいたのではないか…
そう思うと涙がこぼれます。

どれだけの人が
亡くなったか
どれだけの人が
怪我をしたのか
私たちは心が痛みますが

もちろん人命が一番、と言われることを承知で

名前もない野良猫や
野生の生き物たちは
命を亡くしたことすら
私たちが知るすべはありません。

大きな災害の時
人は人の死を悼みますが
同じ時間を生きていた
犬や猫、野生動物たちの死にも
想いを馳せて欲しい。
ひとつきりの命は同じですから。


そして人は
荒ぶる自然の前では
本当に無力で
私たちは項垂れることしかできません。

2024年の幕が開けました。
地球は
人の手で壊され続けています。
毎年 発表される
『  世界終末時計  』では
2023年は
残りわずか90秒とされています。

世界中で争いが絶えず
街は瓦礫となり
人々は絶望の眼差しを向けています。

新年を祝う時でさえ攻撃はやみません。

森林は減り続け
毎週  東京都と同じ面積の森が
地球上では
無くなっていることを知っていますか。

森を守る力よりも
遥かに大きな力で伐採が
行われているのです。



美しい生き物たち
美しい地球




地球に住む人たちの
食料を担うために
未開の地を切り開き
森林を焼き払い
森林を伐採し
野生動物を絶滅に追い込み
更に密猟して売りさばくのです。

       くっついていたら温かいね

今年もまた
愚かな争いや
愚かな自然破壊は
続くのでしょうか。

『  人間だけが残虐な行為を楽しむ  』

今年も動物たちを
娯楽に使いますか。
お金儲けのために
売り買いしますか。
罠にかかり
逃げ場のない【害獣と呼ばれる】動物に
銃を向けますか。

『  神は天にあり  世はすべて事もなし  』
赤毛のアンの最後にも出てきます。
穏やかで
春の陽光にも似た
そんな地球を望みます。

あと90秒の世界…



「  原子力科学者会報  」の表紙から

     クリスマスローズの蕾が…開花を待ってます

『  暖かくなるまで頑張る。』
農業用のビニールハウスに
寝泊まりしている被災者の方たちの言葉に
胸が詰まります。
どれだけ寒さを堪えているのでしょう。

普段は政治信条については何も
書かない私ですが
それでも被災者に寄り添ってるとは
到底思えない日本という国の政治に
大きく落胆しています。

配偶者が家屋の下敷きになっていても
『 順番が回ってこないから 』
と、助けて貰えない人の涙に
長く生きてきた老夫婦の
歴史を思い涙しました。

☆☆☆
今年  初めての更新となりました。
今年もまた一緒に考えていきたいと思っています。
どうぞよろしくお願いします。
☆☆☆

     アースソング(マイケル・ジャクソン)を
      何度も聴いています。