いつも読んでいただいて感謝します。

『  明日  地球が滅びようとも
      今日 私はりんごの木を植える  』
                                マルティン・ルターの言葉

私たち人間は
どんな時でも希望を探します。
希望があることで
明日も生きようとします。

動物たちに
希望はありますか?
動物たちは
希望を持ちますか?


(  以前にも私のブログに書きましたが  )

殺処分の時間が
迫っている母犬が
子犬たちに
乳を含ませている情景を
詠んだ歌があって

私は涙が止まらなかったのですが

この母犬と子犬に
奇跡は起きませんでした。
希望もなかったのです。

       アインに置いたりーくんの手

希望を持つとか
悲嘆にくれるとか

人間だけの持つ感情なのでしょうか。


毎日毎日を
外で暮らし
今日  食べるものはあるのか
今日  飲む水はあるのか

明日は暑くてたまらないのか
それとも
冷たい風が吹き付けるのか
暗い空から
白いものが舞い散るのか

そんなふうに生きている
野良猫たちに
少しでも希望というものがあって
その希望が叶えられるのなら。

ムギは
私と出会うまで
外で暮らしていたけれど
『  希望  』を持つことを
知っていたでしょうか。


2017年の9月 
茶トラの猫と出会って
その目の険しさに胸が痛み
きっと
あちこちで追い払われ
水をかけられ
それでも
枯れ草の積もる側溝の
グレーチングの下。

   グレーチングの隙間からフードを落としていました

そこなら安全と思い
少しの温かさを求めて
眠っていた茶トラの猫。

明日が来ることがわかっていたのかな。
今日一日生きられたことを
知っていたのかな。

🍁🍂 夜が寒くなってきて
           布団に潜り込んで来るようになりました。
           右側にムギ
           左側にりーくん 🍁🍂

出会った時の
カサカサの毛と
痩せこけた体と


「人間なんか  信じるものか!」

全身で発するその言葉を聞きました。
物言わぬとも

「 人間なんか信じるものか!」
そう言ってるのが分かって

毎日毎日
朝と夜に見に行ったあのころ。

6年前の10月に無事に保護。

      今のムギ  そろそろシニアの入口かな(推定7歳)

我が家へようこそ!
ムギに選んでもらえた幸運な私。

ムギを迎えて
始めたブログは
7年目に入りました。

        我が家に慣れてきた頃

十数年前から
私と友人がしていた
この辺りに住む
野良猫さんの手術とリターン。
子猫の譲渡。
辛いことの方が多かったけれど

こんなにも沢山の人たちが
犬や猫を助けてくれていることを
ブログを始めて知りました。

      一年後  りーくんを迎えて

その裏側で
命に無頓着な人が
沢山いて
そのことがどれだけ多くの
命を奪い
命を傷付けているかを知り

臆病な私は
読めない記事も沢山あるのです。


数日前に
友人宅へ捕獲器を貸出し
付近の猫事情を聞いていた時

たまたま通りがかった
イエローラブを連れた
初老の男性。
「  あれ?少し前に黒ラブ連れていたよね?」
と、友人に言ったら
「 あんまりアホやったから
     ブリーダーに返しに行った!
     そう言うてたわ…。
     そやけどな、今のラブもアホで困る。
     またそんなこと言うてんねん。
     飼い主の方が、よっぽどアホやわ!」

買った犬の交換。
不良品を交換するように…

お金を出してるんだから当然。
交換された犬がどうなるのか。
もっと値段を下げて売られるのか。
繁殖犬に回されるのか。

あなたは希望通りの犬が来るまで
文句を言い続けるけれど

その犬たちの
明日はどんな一日でしょう。
動物たちは
『  希望  』を知らないと言うけれど
人間だけが
『  希望  』を知っている言うけれど

私は
動物たちの
『  希望  』を聞く耳を持ちたいし
動物たちの
『  嘆き  』を知りたいのです。


ずっとずっと
番犬として飼われ
雨ざらしの中で頑張っていた
メリーちゃん。

ノエルちゃんが
力を貸してくれたんかな。

     しっぽさんから送って貰った写真  素敵な笑顔

メリーちゃんのような
境遇の子は
きっと  沢山いるのです。
辛い境遇のワンちゃんたちに
希望がありますように。
 
しっぽさんのような
強い心を持ちたいと思っています。

♪.:*:'゜☆.:*:'゜♪.:*:'☆.:*:・'♪.:*:・'゜
目を奪われるものが
沢山あるだろう。
しかし、心奪われるものだけを追い求めなさい。
           (   ネイティブ・アメリカンの言葉   )

ついつい
目が奪われるものを
見てしまう私たち。

心奪われるもの…
それが何なのか
ずっと自分の中で問いながら
生きていきたいと思います。