いつも読んでいただいて感謝します。


丹精込めて
育て上げ


素晴らしい賞を貰って
あなたには
びっくりするような
高値がついて

生産者さんは
にこにこ顔で


そして
あなたは
屠殺場へと歩いていくのです。

自分にいくらの高値がつこうとも
立派な布を背に掛けてもらおうとも

あなたは
屠殺場へと歩いていくのです。

松阪牛の品評会の
ニュースを見る度に

昨日まで
ブラシをかけて
マッサージをして
丹念に身体を拭いてくれた人の手で
品評会へと出され

満面の笑みの生産者さんと
その隣にいる
牛さんを見るのが
私にはとても
苦しいのです。


家畜として生まれた
それが運命なんだけど…

【⠀家畜とは人に役立つように野生動物を馴らし
      繁殖させて品種改良したもの  】

ドリームボックスという名の
殺処分機へと
向かう犬や猫たちと

屠殺場へ向かう
牛や豚たちは
同じではないかと思うのです。


何故なら
豚や牛には
人間の幼子くらいの知能があると
言われているからです。

犬や猫と同じように
豊かな感情をもっているからです。


観光地で イベントで
あるいはスーパーなどでも
こんなふうに
「マグロの解体ショー」が
行われます。


新鮮で美味しそう!

そう言いながら
見ている人たち。

人は人以外の
生き物が
こうしてその身体を
晒されながら
売られていくのを見ています。

かつては
大海原を悠然と
泳いでいた魚たちが

目の前で捌かれていくのです。

私たちは美味しく頂きますが
本当は
皆の目の前で
その捌かれる体を見せて
横たわっているのは
命なのです。



さろ吉さんが
その最期を看取ってくれた
モドキちゃん。

野良猫さんだったモドキちゃん。
さろ吉さんの
覚悟を決めた介護で
その命は
最期の時まで
生き切ることができました。


モドキちゃんの部屋


さろ吉さんから
届いたモドキちゃんの  KitKat

「可愛いね!」
下の女の子が言いました。
モドキちゃんの話しを皆んなにしました。


✿.•¨•.¸¸.•¨•.¸¸❀✿❀.•¨•.¸¸.•¨•.✿✿.•¨•.¸¸.•¨•.¸¸❀✿❀

さろ吉さん。温かなこの言葉。
心から感謝しています。

✿.•¨•.¸¸.•¨•.¸¸❀✿❀.•¨•.¸¸.•¨•.✿✿.•¨•.¸¸.•¨•.¸¸❀✿❀
     松阪牛と解体ショーの写真はお借りしました。