いつも読んでいただいて感謝します。

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ぼくは外で生きてる猫だよ。
お腹が空くと
必ず行くおうちがあるんだ!

そこのおうちで
にゃんと鳴くと
ドアが開いて
フードのお皿に
カリカリって音がして
食べ物を入れてもらえるよ。

ここのおうちに来るまでは
誰かの捨てた食べ物や
虫や草を食べて生きていたけど

今は お腹が空いて
死んじゃうことは無いけどね。

その代わり
僕はもう
僕の子孫は残せないんだよ。

今日はね、猫の日なんだって。
「猫の日」
それって今日だけなの?
そんなのおかしいよね。

僕たちは一年中
生きているよ!
お腹も毎日 空くよ。
喉も毎日 乾くよ。

雪の日も
ジリジリ暑い日も
一生懸命生きているのに
なぜ毎日が「猫の日」じゃないの。

「犬の日」も
「野生動物の日」も
「海洋生物の日」も

毎日が
「生きている」僕たちの日だよね。

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メディアで
「猫の日」特集をします。
「猫の日」のイベントも行われます。

猫のこんな面白い動画がありますよ。

「わあ、可愛い!」
「癒されるわぁ!」

猫の何を知っていますか。


朝起きたら
買ったばかりのラグに
吐いた跡があったり。

オシッコ失敗して
お布団が濡れていたり。

ソファに座ったら
セーターが毛だらけになったり。

レースの白いカーテンが
ボロボロになったり。

「猫のお腹にモフモフしたい!」
でも…しつこくすると
爪を出されたり
猫パンチも痛いですよ。

テキストを入力


そんなことを
みんな知っていて
猫を家に迎えようとしていますか。

「猫を家族にして
    初めて外で生きる
    猫の事が気になった。」

「野良猫って
    怖いウイルス持ってるでしょ。」

「そんなに捕まえて手術しても
    絶滅しないん?」

私の周りで
聞いた言葉です。

         こたちゃんとこたちゃんママも外で生きていました

綺麗な片付いた部屋で
素敵な食器で
美味しいフードと
美味しいチュールで
毎日を過ごし

ドアを開けたら
そこにちょこんと座り
可愛い声で「にゃん」と鳴く。

     昨日の朝はうっすらと雪景色でした

猫との生活は
そんなふうな
楽しいことばかりではありません。



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僕は
お家の中で生きているよ。

お母さんも
お父さんも知らない。

気がついたら
小さなショーケースの中で
僕の命は
売られていたんだ。

「可愛い!」って
誰かの手でケースから出されて
いつの間にか
どこかのおうちに来たんだよ。

すごく優しい家族と
温かい手で抱っこもされて
生きているよ。

お母さんやお父さんも
幸せだったらいいのにな。

ショーケースの向こう側に
愛されたこともなく
優しい手も知らず
感情を持つこともない
そんな生活をする
ただ子猫を生む道具としての
母猫がいることを
今日の「猫の日」に考えてみませんか。

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「犬の日」や「猫の日」が
巡ってくるたびに
思うのです。

そんな日を決めなくても
犬や猫や
動物たちが
大切にされる
世界でありますようにと。

冷たい風の吹く街で
身を固く
小さくして
春を待つ外で生きる猫さんたち。

愛しい愛しい
あなたたちが
どうか
暖かい春が迎えられますように。

     せめてお腹は満たしてあげたいから

「猫の日」を
知らない猫たちに
私たちができることはなんでしょう。

人間が決めた
「猫の日」なんですよ。


    今朝のお日様。外猫さんに当たれ!!