いつも読んでいただいて感謝します。

陽のあたる場所
ひなたの恋しい季節です。



陽が射す場所には
日陰ができます。

私たちは
ついついその日陰のことに
気が付かなくなっていませんか。

  こたつにアインが!ムギがじっと見つめます

連日世界を
沸かせているワールドカップ。

勝つことを目指して
選手は躍動し
サポーターの人たちは
一喜一憂します。

けれども
私は知りませんでしたが

試合会場の建設の為に
この10年の間に
色んな国から貧しい人たちが
労働者として
カタールに移住してきました。


希望を持って…
それなのに

40度を超す酷暑の建設現場で
休憩もないまま長時間働き
その上に労働賃金の未払いもあり。

6500人を超える人たちが
亡くなっています。

このことは
日本でニュースになっていますか…?
ワールドカップの盛り上がりに
水を差しますか?
   ブットラー惠子さんのブログで知りました。

  家近くの池 晩秋から冬に季節は移ります

廃棄物を使ったアート。
そのアート作品の
売上収益のほとんどを
スラムをなくすために
寄付しているアーティストさんがいます。


美しい街並みをもつ
世界の観光地。

陰の部分は
大きなスラム。

僅かな収益を求めて
廃棄物の中を歩く子どもたち。
教育を受ける場がありません。

この子どもたちのところにも
もうすぐ迎える
クリスマスの
サンタクロースは
来てくれるのでしょうか。

日本でも格差は広がり
子ども食堂や
食料配布に並ぶ人々。

光が当たり続ける人と
影の中に入ってしまって
抜け出るのが難しい人。


年末が来て
新たな年を迎えるのは
ひと月のあと。

世界は
日本は

幸せでしょうか。
コロナ禍の中で
戦火の中で
紛争の中で
やってくる12月。

美しくライトアップされた街と
溢れるご馳走

そのゴミを漁る人たちがいる世界。

ひなたとひかげ
光と影


私は少しでも
安価なものを求めてしまいますが

      画像はお借りしました
安い服には
それだけの理由があり

一着6円の単価で
働く女性たち。

一日に18時間働く日もあり
休みは月に一日ということも。
        星さんのブログで知りました。

 一番奥にアインが…人の入るスペースはありません

そして12月は
プレゼントの月でもあります。

毎年繰り広げられる
クリスマス商戦。

たくさんのチラシの中には
可愛い子犬や子猫が……
繁殖の末に
プレゼントの商品にされます。

その子犬や子猫たちにも
母親も父親もいるわけで
産んでは
取り上げられる母犬や母猫は
機械のように
ただ繁殖に使われるだけ。

ここにも
光の当たり過ぎる
ストレスだらけの
ショーケースと
陽のあたる場所から
最も遠いところにいる
繁殖工場の犬や猫たち。


日向ぼっこは
暖かいね…

幸せは
お陽さまがあたること。

幸せは
自分だけが望んではいけないこと。

生き物すべてに
陽が射す世界が来ることを願っています。

それはもう長い間
願っていても叶わない望みで
とても悔しい……