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・・・前回の続きです





子どもを叱る時には、真剣に叱るようになる


これまでは児童が昌義さんにイタズラをしたり、暴力を振るってきた時に、ヘラヘラと笑って「やめろよー」と言ってやり過ごしていました。

しかし「甘やかすことがゆるしではない」と自覚するようになり、相手の目を見て「やめなさい!」と一喝できるようになりました。

それまで何をしてもヘラヘラしていた昌義さんの変貌ぶりに子どもはびっくりしていたようですが、しばらくしてあっさりとイタズラや暴力がなくなりました。



それまでは何をしても許されると思っていたから暴力を振るっていたのですが「相手が大人だからといって、何をしても許されるわけではない」ということが伝わったのです。


◇  感情は押し殺そうとするほど増幅することを知る


昌義さんにその後の経過を伺った時「私は教師ではあるけれど、何を感じるのかは私の自由だったのですね」と言っていました。

もちろん教師が児童に手をあげることは、今の御時世ではありえないことです。

怒りの感情をそのまま子どもにぶつけるのも避けるべきでしょう。

しかし何を感じるかは自分の自由です。「こんなことを考えてはいけない」「正しい自分であるべき」という執着心が「ゆるせない」という感情を増幅させることがあります。

昌義さんは、その執着心を呼吸法で手放していきました。


◇ 2つの「ゆるせない」 先にゆるすべきは・・・


昌義さんの場合、目の前の出来事は1つなのですが、

児童(他人)に対する「ゆるせない」という感情と、それをゆるせない自分が「ゆるせない」という感情の2つの「ゆるせない」を抱えていました。

このようなケースでは、多くの人はまず先に他人をゆるすことから始めようとします。

あの人のことがゆるせたら、自分のこともゆるせるようになる・・・と。


しかし、他人を先にゆるそうとしても、なかなかゆるせるものではありません。

他人と自分、2つの「ゆるせない」がある場合、先にゆるすべきは「自分」です。

先に自分をゆるすと、他人もゆるしやすくなりますので。


昌義さんのように「私はこうあるべき」という執着で、自分を苦しめておられる方も多いのではないでしょうか。

今回の体験談があなたのお役に立ちますように。


(倉橋竜哉)


 

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