こんにちは。
渡邉希久子です。
ここのところ、絵本の挿絵を地道に描いている日々です。
そちらのお披露目は随分先になるので、今は出せないのですが
傍で、自分の作品にちょこちょこと手を入れています。
こちら、最近の新作です。
私は地道な努力というのが本当に嫌いで
効率良く時短で仕事をしてババっと稼ぐというスタイルに
ずっと憧れてました。
でも、作品作りでは、なかなか、そういうやり方だと
仕上がりに納得出来ないことが多く
結局、手間暇掛けて仕上げることが結果的に増えました。
せっかちなので、少しずつ出来上がっていくというのが
待ちきれない耐えられない〜
という感じなのですが、やり終えた後は、端折らなくて良かった
と思うことがほとんどなのです。
若い時は、これが全然辛抱ならなかったですね。
効率の良さも大切ですが、ああでもないこうでもない
ああまた、しくじったか、もう一回
ともがいている内に予想外のものと出会う。
ことも、ままあります。
これも狙い過ぎると逆にイマイチになりますが...。
回り道をしながらも仕上がっていくものには
何か自分が意図しない別の要素が加わってくる。
そこが面白いと言ったら良いでしょうか。
醸すのですね、何かが。
必ずしも、そうなるとは限りませんけどね。
最初から決まった構成を持ちつつ
即興的な要素も入れながら描いています。
初期の段階では、絵がどういう方向に転んでいくか
あまり予想出来ていない作者です。
考えてはいますが、結果その通りにならないと言った方が良いでしょうか。
そんな感じなので、途中、失敗した！
と感じて一度放棄しそうになった作品も後から見直して
良い部分を探してあげると息を吹き返す時があります。
なるべく見捨てないで。
それは自分に対しての感情なのかと思うこともあります。
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「花と私」
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絵や絵本は子供だけでなく
大人が本来の輝きを取り戻せるセラピーだと捉え
大人のための絵と絵本の制作・活動をしています。