こんにちは。
渡邉希久子です。
秋の宵に、大人のギャザリングの田村由香理さんと
宮沢賢治を語る会を企画しました。
どうぞいらしてくださいね。
残席2名さまとなりました。
さて、多くの童話を残した宮沢賢治という人物は
”共感覚”というものを
大人になってからも持ち続けた人と言われています。
”共感覚”とは
例えば、目で見るものが音となって聞こえてしまうとか
色が聞こえたり
匂いが見える
など、
ひとつの刺激に対して、ふたつ以上の感覚が反応してしまう
感覚なのだそうです。
一般的には、3歳くらいまでの子供が持ち合わせているそうですが
それ以降は消えてしまう感覚と言われています。
そう言われてみると、あの瑞々しい感覚の
少し不思議な文章も、なるほどと思え
また、どこか、懐かしいような
そんな感じは良く分かるといったような
そういう氣持ちにさせられるようにも思います。
特に、この感覚を忘れつつある大人にこそ
宮沢賢治の童話を通して
この心が沸き立つ感覚を思い起こしてほしいと
感じています。
ご一緒に銀河鉄道の夜の旅を対話を通じて
楽しみませんか?
「銀河鉄道の夜」六 銀河ステーション抜粋
「ああ、りんどうの花が咲いている。もうすっかり秋だねえ。」カムパネルラが、窓の外を指さして云いました。
線路のへりになったみじかい芝草の中に、月長石ででも刻まれたような、すばらしい紫のりんどうの花が咲いていました。
「ぼく、飛び下りて、あいつをとって、また飛び乗ってみせようか。」ジョバンニは胸を躍らせて云いました。
「もうだめだ。あんなにうしろへ行ってしまったから。」
カムパネルラが、そう云ってしまうかしまわないうち、次のりんどうの花が、いっぱいに光って過ぎて行きました。
と思ったら、もう次から次から、たくさんのきいろな底をもったりんどうの花のコップが、湧くように、雨のように、眼の前を通り、三角標の列は、けむるように燃えるように、いよいよ光って立ったのです。
残席2席となりました。
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絵や絵本は子供だけでなく
大人が本来の輝きを取り戻せるセラピーだと捉え
大人のための絵と絵本の制作・活動をしています。