こんにちは。
渡邉希久子です。
日に日に秋の氣配が深まる昨今
ご注文いただいている絵を描いています。
今でこそ、絵を描くという行為
楽しくやらせていただいていますが
つい近年までは(いや今でも時折)
描き進めることが苦痛だった事があります。
ちょっとよく分からない感覚かも知れませんが
お話続けますね。
真っ白な紙にひと筆ひと筆絵の具を乗せていく
この事が
完成に向かう楽しさと共に
他の可能性を絶たれる息苦しさ
とセットだったのです。
完成させる=決めていくという行為は
同時に他の可能性を排除することで
それが毎度毎度切なかったのです。
私は随分遥か昔から絵を描いていますが
その感覚が辛くやり切れなくて
絵が完成しないということが度々ありました。
決めないと完成しない
というのは頭で考えれば分かることなのですがね。
絵の中で偶然出来てしまった綺麗なテクスチャを
潰さないと絵として完成出来ない時なぞは
切なくて切なくて...
そんなこんなで、仕上がらない絵の残骸が
並々と横たわっていた時期が長かったのです。
皆さんは絵に限らず
そういう心境に陥ったことはありませんか。
決めるということは、その他を捨てるという行為。
でも、どちらも惜しいと思って持ち続けても
何も際立ってこないので
事をやり遂げることが出来ず
ずっとぼやけたままになってしまいます。
あるいは、生殺し状態になるのかも知れません。
何かを表現するとき
確かに多くの要素が絡まり合っている様は
それゆえ奥深く見えるところではあるのですが
一番見せたいところ
主要となるテーマは何なのか
これが表現する側の方が明確であることで
見る側に伝わると思っています。
そこに至るには
決める=削ぐ行為が無数に行われている
と考えています。
9月末までキャンペーン継続中です。
絵のシリーズ「花と私」と「魂の望む最高のあなたを描く」は
現在3000 en OFFでお引き受けしています。
秋の宵に、大人のギャザリングの田村由香理さんと
宮沢賢治を語る会を企画しました。
どうぞいらしてくださいね。
残席3名さまとなりました。
メルマガ始めています。 登録していただけたら嬉しいです。
※画像付きのHTMLメールですのでPCアドレスの登録をお願いします
☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆
絵や絵本は子供だけでなく
大人が本来の輝きを取り戻せるセラピーだと捉え
大人のための絵と絵本の制作・活動をしています。