こんにちは。

 

 

渡邉希久子です。

 

 

7/1の朗読上映会では

いけばなとアコーディオンのパフォーマンスの合間に

宮沢賢治の詩を朗読していただくことになりました。

 

 

朗読上映会での作品は「双子の星」という

お星さまが主役の物語です。

 

 

夜空が舞台となった物語なので

賢治が夜空や天の川を思った詩を選びました。

 

 

そのひとつが「あまの川」

そして、もうひとつは「北いっぱいの星空に」

 

 

 

北いっぱいの星ぞらに         
ぎざぎざ黒い嶺線が          
手にとるやうに浮いてゐて       
幾すじ白いパラフヰンを        
つぎからつぎと噴いてゐる       
  そこにもくもく月光を吸ふ     
  蒼くくすんだ海綿体(カステーラ)

 

萱野十里もおはりになって       
月はあかるく右手の谷に南中し     
みちは一すじしらしらとして      
椈の林にはいらうとする        
  ......あちこち白い楢の木立と    
   降るやうな虫のジロフォン......

 

橙いろと緑との            
花粉ぐらゐの小さな星が        
互いにさゝやきかはすがやうに     
黒い露岩の向ふに沈み         
山はつぎつぎそのでこぼこの嶺線から  
パラフヰンの〔紐〕をとばしたり    
突然銀の挨拶を            
上流の仲間に抛げかけたり       
  Astilbe argentium       
  Astilbe platinicum 

 

いちいちの草穂の影さへ落ちる     
この清澄な味爽ちかく         
あゝ東方の普賢菩薩よ         
微かに神威を垂れ給ひ         
曾って説かれし華厳のなか       
仏界形円きもの            
形花台の如きもの           
覚者の意思に住するもの        
衆生の業にしたがふもの        
この星ぞらに指し給へ         
  ......点々の白い伐株と       
    まがりくねった二本のかつら......

 

ひとすじ蜘蛛の糸ながれ        
ひらめく萱や             
月はいたやの梢にくだけ        
木影の窪んで鉛の網を         
わくらばのやうに飛ぶ蛾もある

 

 

 

美しい言葉が宝石のように散りばめられています。

 

 

 

この詩についての解説・参照

http://kenji.hix05.com/kenji19.hosizora.html

 

 

 

 

 

 

東京は梅雨明けしましたね。

暑い日が続きますが、宮沢賢治が想いを馳せる

夜空の天の川に一緒に想いを馳せてみませんか。

 

 

 

いよいよ、明後日です。↓

右矢印7/1宮沢賢治「双子の星」朗読上映会

高円寺Grain 13時30分開場 14時開演(終了16時)

 

 

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絵や絵本は子供だけでなく
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また現在、ライフワークとして

宮沢賢治の「双子の星」の朗読絵本と
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