●「自分」という枠


やりたい事をやって仕事にする、とか、ワクワクを仕事にするとか、自分の中の欲求に従って行動し、さらに、それを仕事にして対価を得られたらいいですよね。


確かにそうなのですが、ある自己啓発の本によれば、人の本能のひとつには、「人に喜ばれる」ことを自ずとしたくなるように出来ているらしく、その欲求を何らかの理由で出来なかった場合は、自己欺瞞に陥るのだそうです。


自己欺瞞に陥った場合どうなるか、自分が悪くないことを証明するために、相手を悪いところをみつけたり、はては攻撃したり、意識してもしなくても、できなかった事を何かのせいにするそうです。

面白いですね。

ただ、そもそも、「自分」と思っている枠は、自分が思っている以上に、誰かの世界と重なり合っています。


レオ・レオニの「あおくんときいろちゃん」という絵本をご存知でしょうか?

あおくんときいろちゃん (至光社国際版絵本)/至光社

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小さなお子様でも読める可愛い絵本です。

あおくんときいろちゃんは仲良しで、一緒にいるとお互いがお互いの色と混ざり合って、新しい色が生まれるのです。

あおくんときいろちゃんの親同士は、はじめ、色が混ざることを良しとしないのですが...。

と、こんな感じに話が展開していきます。


人間関係もこんな感じに「自分と他人」を分け隔てているのは、自分を強くイメージし過ぎる妄想で、実際は、かなり重なり合って、いや、もしかしたら、世界中すべてが自分とも言えるのかも知れません。


だから、人の喜ぶことが自分の喜びだったり、また、その逆であったり。


ちょっと話が飛躍し過ぎましたが、その人なりの中心軸がしっかりあることが、行動の原動力を沸き立たせているのではないかと思います。


あおくんは、きいろちゃんが好きだけど、きいろちゃんにはなれないのだし、あおくんが青色だからこそ、きいろちゃんと重なり合って、新しい色が生まれる訳ですよね。


さて、あなたの世界はどんな色が混ざり合って出来ているでしょう。



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