ふふふ・・・またまた続きます『あの娘』シリーズ♡

そして今回は色男トルベさん登場です!
娘の警護につくことになったトルベさん
美しい医仙の警護じゃないから、少し拗ねてます(笑)
時期は・・・チャン侍医と最初に結ばれる少し前からになります

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俺たちの隊長が王命でくぐった青い光の渦

そこから連れてきたのは、二人の天界の女人だった

一人は《 医仙 》と王から呼び名をいただいた方

この方は医術の腕は、まさに天界級!!!

高麗一の腕を持つチャン侍医でさえ諦めた王妃様の傷を、不思議な道具と  その腕で助けちまったんだから、大変なんだ!


あ?  何で大変なんだと?

そりゃ、皆が目の色変えて医仙を欲しがるんだぜ!

あの徳成府院君が、手に入れようと躍起になってるってんだから、大変だろう?


それを、御護りするのが俺たち近衛隊のお役目なんだ!!!

誇らしいだろう?  天界のお方を護るんだぜ?

数を頼りの禁軍なんかに、こんな役目はできゃしねぇーさ!!!


それに、医仙は物凄く綺麗な女人なんだ!

紅い髪の飛びっきりの美女なんだぜ!

お役目でも何でも、そばに行けたら超幸運なんだ!!!



でもさ、俺は・・・・医仙を連れてくるとき、隊長がつい連れてきちまった娘の警護につかされたんだ・・・・・

あ〜〜〜あ、ついてねぇーーー・・・・



「おはようございます、トルベさん」
「あ・・・ども」

医仙と同じ典医寺の離れに住む娘は、朝日のように清々しい笑顔で離れから出てきたんだ

見てたら、医仙の朝食の用意をしに厨房に向かった娘・・・・俺は警護だからな、仕方なくついて行くんだ


「今朝は・・・ああ、鳥と卵に野菜・・・
蒸し鶏サラダとスクランブルエッグでいいかな?」

さ・・・さらだ?   すくら・・・ぶる、えぐ??


【  じゃぁーーーーー  】

なんかいい音立てて、次々食い物を作ってく娘は、なんか・・・・楽しそうだな


「ウンスさん、向こうで朝は洋食だったって言ってたし・・・・喜んでくれるかな?」


・・・・・・・医仙のためなんだ


「出来た!」

皿に並べられた見た事もない料理に、俺は興味津々でさ・・・・聞いてみたんだ


「これですか?  これは、向こうで・・・
あ、天界での朝ごはんになります」
「医仙の為と言われてましたが」

「はい!  この頃ウンスさん元気ないから・・・
少しでも元気出して欲しくて!」

そう言って笑う娘の笑顔は、いい笑顔だった



朝食のあとは、簡単に離れの掃除を済ませた娘は、典医寺に向かう

薬員達に可愛がられてるみたいだな・・・

薬のことを教えてもらって、礼に頭を下げてやがる

うわ!  うわわっ!!!

何あれ、俺の目の錯覚か!?

あの気難しいトギが、娘には笑いかけてやがる



・・・・・・・初めてみたぜ、トギの笑顔なんか



娘は・・・・ああ、笑顔だな

しっかし・・・・この娘、よく笑うし、よく働くぜ

天界から来たわりに、何も出来ないし、知らない・・・・・・だから当然、府院君にも目をつけられなかった

だから・・・・・俺たちも、手の空いてるときしか警護には来ない


典医寺の中を、あっちへ行って薬を煎じ・・・向こうへ行って泣く子をあやし、こっちで患者に笑いかけてやがる


ま、早い話が雑用をしてる下働きだな


それからしばらく俺は娘の警護に付かなかった

他の者に任せたんだ・・・   そんな重要じゃねぇーだろ?



そんでしばらくぶりに警護についたら・・・・・


ん?   んん???


なんか、変わったか?   あの娘・・・・・


妙だな・・・・・何か違うんだけどなぁ〜〜〜


ん?  んん???


娘が、髪を耳にかけた・・・・・

何気ない仕草だが・・・・・分かったぞ!!!


この娘、男が出来たんだ!!!


しかも、すでに・・・・・お手付きだ〜〜〜



ふっふっふっ・・・   近衛隊一の色男トルベ様の目は誤魔化せないぜ!!!


しかし・・・誰が手をつけたんだ?


まあ、誰でもいいが・・・・・


そうか・・・・男を知ったのか・・・・・・


ぐっ!と色香のでた娘に、俺は俄然  興味が湧いたんだ!!!






「おはようございます、トルベさん!」
「おはようございます!」

「今日はトルベさんが付いて下さるんですか?」
「ええ、俺です!」

「お世話かけます」
「いえいえ、これも役目ですから」


・・・・・・・今日のトルベさんは、愛想がいいんですね

それに典医寺でも、重い物を持ったら手伝って下さるし・・・・・


いい人なんですね!


離れに戻ってウンスさんといたら、チャン侍医がお茶を持って来てくれたの


ここは、2人にした方がいいわよね!

そう思って離れから出てきたけど・・・・・


中庭で雑草でも抜いてようかな〜〜


「お暇なんですか?」

えっと・・・   トクマンさん、ですよね?

「俺の名前、覚えてもらえてたんですか?」
「はい」

「えへへ・・・」

嬉しそうに笑うトクマンさんが、可愛い・・・


「おい、トクマン!   天界の方に気安く話しかけてるんじゃないぞ!」

トルベさんがトクマンさんの肩に、ガシッと腕を回しながらそんなこと言うけど・・・


「気軽に話しかけて下さい!   私なんて天界から来ただけ、なんですから」

「あのっ、実は俺・・・前から話してみたいと思ってて・・・」


おお???   もしかしてトクマンの奴、この娘に惚れてるのか?


すでにお手付きだがな・・・・・・


っていうか、天界の女人て・・・抱いたらどんな感じなんだ?


肌は白いし、髪は艶々だし・・・

まあ、妓生(キーセン)ほど床上手・・・とは言えないだろうけど・・・・


興味は、あるな・・・・・


仲良くトクマンと話してる娘を気にしながら、俺はちょいちょい娘に触れてった


先ずは・・・・・柔らかそうな頬

「あ、頬に汚れが・・・俺がとって差し上げます」
「お願いします・・・」

そう言ったけど、もちろん娘の頬に汚れなんて付いてない

俺はそっと、指で娘の頬に触れたんだが・・・




うわっ!  うわわっ!  なんつー柔らかいんだ!

しかも『すべすべ』で『ぷにぷに』で・・・


こんな肌ざわりの女人、妓生でもいないぞ・・・


「髪、きれいなんですね・・・」
「え?」

「俺・・・髪のきれいな人、好きなんですよ」
「トルベさん?」


きょとんと俺を見ている娘の髪を、ひとふさ指で掬い取った・・・・・・



そのとき、いきなり俺たちの間に割って入ったのは・・・・・チャン侍医!?


黙って娘の腕をつかんで、向こうへと連れて行っちまった


俺を凄い目で睨みながら・・・・おっかねぇーー



・・・・・・・あの目


チャン侍医の・・・・あの目は・・・・・


嫉妬の怒りに染まった目だった・・・・・・











あれ?   チャン侍医って『あっち系』じゃなかったっけ?


うちの隊長を恋慕ってるって、噂が・・・・・


いつから女人に興味がでたんだ???


俺は首をひねりながら、横のトクマンを見れば・・・・・・・

こいつ、ぼうっと娘の後ろ姿を見てやがる


「・・・・・可愛いなぁ〜〜〜」
「トクマンは、ああいうのが好きなのか?」

「小っちゃくて、可愛くて、働き者で、気立てが良くて、優しくて・・・・・嫁さんにするのは、ああいう娘がいいなぁ・・・・・」


・・・・・・・・確かに、納得!


「ついでに床上手なら、いうことないがな〜〜」
「トルベさん、そればっかり!」


確かに・・・・・肌ざわりは良かった・・・・・


へへ・・・・嫁さんにか・・・・・


・・・・・・・いいかもな!!!


狙っちゃおうかなぁ〜〜〜・・・・・・・


へへへ・・・・・


ニヤニヤと笑いながら娘を見るトルベに、チャン侍医が警戒し始めるのは、数分後だった。。。


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続きますね〜〜〜(笑)

というか最初に妄想してたとき、このトルベさんがちょっかいかけて、チャン侍医が嫉妬する・・・ここまでがセットで頭に浮かんだんです

なのでもう少し、お付き合い下さいませ♡