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「おお、来たな!」
クッパをパクついてると、チェ・ヨンが来たの
私の隣に座ったかと思えば・・・・・
私のクッパ、とった〜〜〜・・・・・・
うぅ・・・・仕方ないわよね・・・・私と一緒に昨夜は歩き通しだったもの
そりゃ、お腹減るよね!
いいわ、譲ってあげるわよ!
・・・・・・・それにしても話しながら食べてるチェ・ヨンが、器用だなぁ〜〜って見てたの
だって食べてるスピードが落ちないんですもん!
・・・・・・見事だわ!!!
「聞いてますか?」
「聞いてるわよ!」
「っていうか、それ全部食べたの? 私の分は?」
「あ・・・・・・・」
じと〜〜〜・・・・・・っと見てくる医仙の視線が、痛い
俺が横取りしたクッパの器を覗き込み、中身を食べ尽くしちまったのを見て肩を落とされた
「あはは、天女は私のクッパを気に入った様だね〜〜〜
よし、さっきのより もっと美味いの作ったげよう!」
「きゃあ♡ ありがとうございます!!!」
マンボ姐が、クッパを作りに行った間に俺と師叔とで話をしていたが・・・・・
これだけ兵が うようよいては、開京(ケギョン)からは出られぬ
「何日かここにいろ! 静かに過ごせる部屋を用意してやっから!
なぁーに、ほんの数日 辛抱すれば彼奴らだって だらけて隙ができるさ」
・・・・・・・俺だけならまだしも、医仙を連れての道程だ
ここは師叔の意にのっとくか!
「では医仙殿、兵の隙をつける様になるまでの数日、大人しく過ごしていただけますか?」
「ふぅ〜〜・・・ふぅ〜〜・・・・ずるっ!」
「医仙殿!」
「ズルズル・・・・あ? 分かってるわよ!」
・・・・・目の前のクッパに夢中ですな
「大人しくしてるから、ご飯はちゃんと出してね!」
まったく・・・・・この方らしい要望だ
「差し上げますよ、山盛りで」
「うふふ〜〜、ならいいわ♡」
あとは夢中で食べ始める医仙を、俺は眺めていたのだった
(おい、ヨンの奴・・・蕩けそうな顔してやがる)
(しっ!!! 静かにしておいてあげな! あの子があんな顔してるのなんて、初めて見るんだからね)
師叔とマンボ姐は、医仙と出会う前の無気力な目をしたヨンから、今の生き生きとしたヨンを嬉しく思っていた
それがヨンの横でクッパを美味しそうに頬張る医仙のおかげと、心の内でそっと・・・ 手を合わせるのだった
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チョ・イルシンは皇宮の廊下を歩いていた
全く! 王様ときたら、儂を蔑ろにして彼奴ばかり重用して!
儂ははるか元から王様にお仕えしている忠臣だぞ!
チェ・ヨンを貶めるために、収賄をでっち上げたのに、リオン様が・・・・・・・
王様もリオン様も、あの悪鬼に騙されておるのじゃ!!!
何とかせねば・・・・・このままでは儂は、ただの臣下として終わってしまう
ええい、儂はもっと登りつめたいのじゃ!
金も権力も名誉も、儂は欲しい・・・・欲しいのだ!!!
今より、もっと、もっと、王様に重用されいずれは・・・・・・
そう、いずれは・・・・・リオン様を娶り、王族と儂の血を引く子を、王位に・・・・
ふはっ! ふはっ! ふはははっ!!!
「・・・・・・楽しそうだな」
「!?!?!?」
儂を呼び止めたのは・・・・・・・・・
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次回はキ・チョルからです!
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