今更ですが、予約投稿を覚えました。
なので夜に書きあがっても、時間が遅ければ翌朝のUPにしようと思います。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
この世には不思議なことがあるものだと、私は思った。
隊長が連れてきた紅い髪の女人は、天界からやってこられた神医だという。
さもあらん、王妃の傷を治してしまわれたのだから。
その医仙が天界へと帰れなくなったとき・・・・・心配して天界からやってこられた医仙が、いる。
艶ややかな黒髪の・・・・・冴え冴えと夜空に輝く月の様な方。
大輪の花のような紅い髪の方を、大切にしておられる。
明るく日の光のような医仙と、静かだが秘めたる強い意志の医仙と、お二人は正反対のようでいて、どこか似ているようにも思える。
「なぁなぁ、紅い髪と黒髪と、お前はどっちの医仙が好みだ?」
「どっちも美しい女人には変わりないが、俺は紅い髪の方かな〜〜」
「優しくて美しくて、明るくてさ〜〜、気が強そうだけど、床の中じゃ素直そうだしな!」
「そうだよな! 黒髪の方は、目の前にいたら萎縮して縮んじまうよ!」
「うわははは!!! 下のムスコも縮んじまうってか?」
近衛隊の兵舎でこんな話が聞こえたとき、ふと頭によぎったのは・・・・・あの方の面影だった。
この前、隊長の息が止まったことがあった。
自分から生きたいという意思が、感じられなかったからだろうか?
2人の医仙は隊長の息が止まっても、胸を押すことや、唇から息を吹き込む事を止めなかった。
止めようとした私をオ医仙が振りほどき、烈火のごとくお怒りになった。
「お止め下さい、もう息をしておりません」
「まだだ! まだ間に合う! 邪魔をするな!!!」
「間に合う?」
「呼吸が止まってもまた吹き返すことがある。ましてやコイツはもともと屈強な男だ。・・・・何か・・・・何か、きっかけがあれば・・・・」
「何か・・・生きる事を考える・・・・きっかけが・・・・・はぁはぁ・・・・・あれば!」
額に汗を浮かべ、懸命に胸を押している様子は、患者を救おうとする医師そのもの。
私はそのとき、常に静かに振るまわれている此の方の中に、熱い魂があるのだと感じた。
そして、隊長は息を吹き返した。
「はぁ・・・はぁ・・・良かった」
「はぁ〜〜〜・・・・・よかったぁ〜〜〜」
喜ぶ御二方は顔を見合わせ、オ医師が手を挙げれば、医仙がその手を パン!と叩きあった。
「さ、バイタルのチェック・・・・・うん、呼吸も脈も正常、血圧も・・・正常値だ」
「もう・・・大丈夫よね・・・」
「あとは目覚めれば、だな」
「・・・・・目覚めれば」
「チャン侍医、夜通し様子を見なければならない。 交代して仮眠をとろう」
「はい、分かりました」
「あ! 食事も! 安心したらお腹 減っちゃたわよ〜〜」
「くすくす・・・先輩はいつもお腹すかせてるよね」
くすくすと笑いあう御二方。
「あ、あ、あの! い、い、医仙様!」
テマンが御二方の前に出て、何か言いたそうにしては、まとまらぬのか頭をかいている。
「あ、あ、ありがとうございます! 隊長を救ってくれて、ほんとに、ほんとに・・・・・俺、俺、隊長に何かあったら・・・息まで止まっちまって・・・ ぐすっ・・・ほんとに、ほんとに・・・・・・」
顔を、くしゃり・・・と歪ませ、子供のように泣くテマン。
息を吹き返し嬉しいのだろう。
「俺、俺・・・ このことは決して忘れません! い、い、医仙様の頼みなら、何でもします!」
ぐしぐしと目をこするテマンを、オ医仙が優しく抱きしめていた。
「心配してたんだな・・・ もう大丈夫だ。 明日の朝には意識が戻るだろう」
「い、い、医仙様・・・・・・(いい匂いだぁ〜〜)」
オ医仙の方がテマンより背が高いからか、まるで母親が我が子を優しく抱きしめ安心させているように見える。
皆が安堵し、微笑みあっていた・・・・・
仮眠の順番を決め、先にオ医仙が部屋に戻ってしばらくしたときだった。
兵を引き連れたキ・チョルの弟が 「医仙を渡せ」と、ここ典医寺にやってきたのだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
チャン侍医の観察記録でした。
お話を書くとき私は、DVDを流しっぱなしにして書いてるんですがね・・・・・
もっと綺麗な画像で見たくて・・・・・中古のブルーレイを購入しようか考えてます。
まあ、こうやって考えてるのはすでに買いたいって事なんですよね〜〜〜(笑)