12時55分。当初の予定より5分早く、〈メイク・ア・ウィッシュ〉のセレモニーが始まりました。





それでは、ただいまより
〈バルーンパラダイス〉開催を記念した〈メイク・ア・ウィッシュ〉プロジェクト
を執り行います。

“メイク・ア・ウィッシュ”とは、難病や身体に障がいを抱えている子供を応援するため、その子供の夢を叶える、異世界のボランティア活動です。
そして、こちらにいますメイア=ファイブスターさんから、“メイク・ア・ウィッシュ”で応援したい子がいるとの申し出があり、今回、その夢を叶える場を設けさせていただきました


私の前にいますラメール=ペルゼシアさんは、数年前までは健常者でしたが、突如、謎の病で下半身が不自由となり、ご覧の通り、松葉杖での生活を強いられています。そんな彼女ですが、
「風船で空を飛びたい」という純粋な夢をずっと抱いていて、私はそれに感銘を受けました
つきましては、
この娘の夢を叶え、これからを生きる励みにしてもらいたいと思い、“メイク・ア・ウィッシュ”を立ち上げた次第です



👏8888・・・



それでは出発の準備をいたしますので、しばらくお待ちください





挨拶を終え、先にゴンドラの座面に乗るメイア。続いて、母親に抱えられながら、ラメールが彼女の膝上に座ります。
そのうえて、メシュレア理事長は腰ベルトにより2人をゴンドラに固定し、ゴンドラにつけているウエイトを1つずつ外して行き、四隅を縛った操縦用ロープを持っている4人のハンドラーは、ゴンドラが急上昇しないよう、ロープをしっかりと引っ張ります。

ウェイトをすべて外し、ゴンドラから離れるメシュレア理事長。それに合わせてハンドラーはゆっくりとロープを送り、ゴンドラを上昇させてゆきます。


ゴンドラが3階建て建物の屋根付近の高さまで到達したところで、そのゴンドラが水平になるよう、ハンドラーがロープを微調整し、空中散歩の準備が整った・・・その時!





!!!みんな気をつけて!フォロヴィ団がいるぞ!


えっ?













次の記事に続きます。