メイアさん、やっぱり来てくれたんですね


ええ、しどーかんさんがデビュー前から気にかけていたとなれば、私もスルーするわけにはいかないわ


そうだよね。メイアさんが来るまでのつなぎは私とビオラ姉さんがやったから、安心して


さてと・・・今日はミロさんのタップダンスが絶好調だから、
ここはやっぱり、メイアさんにもタップダンスコラボをやってもらわないといけないわね
そうでしょ、みんな?



👏8888・・・



あらあら、ビオラさんも乗せるのが上手になったわね


こうなることを想定して、メイアさんとのコラボ曲は別に用意しておきました。
ギタドラのプログレッシブ曲「The Least 333sec」。いけますか?


100secじゃなく333secなのが、ミロさんらしいわね。いいわよ。
せっかくだから、ダリアさんとビオラさんも前半だけ付き合いなさい


えっ!私たちが?


大丈夫なんですか?さっきの「Pluto」みたいに、変な変化をされたら・・・


前半はゆっくりだから、そこだけあなたたちも一緒にタップを踏めばいいわ


後半は一気にスピードが上がりますから、私とメイアさんに任せてください。それじゃあ、いきますよ





🎵~
(BGM:The Least 333sec/佐々木博行(from ギタドラ))





ピアノの連弾から始まるゆっくりしたメロディとともに、4人によるコラボタップダンスがスタート。
そのメロディにギターとドラムの音が加わると、4人はそれぞれにタップを踏んでゆきます(もちろんミロ以外は即興)。

曲が始まって2分20秒が経過したところで、音楽がいったん止まり、ダリアとビオラはピタリと動きを止めます。
同時に、場内のライトはミロとメイアの2人に当てられたスポットライトだけに。ここからは2人によるタップダンスへ移る合図です。

前半とはうって変わり、スピード感あふれるピアノのメロディが流れると、まずミロがそれに合わせてタップ。少ししてミロが動きを止めると、メイアがタップを踏みます。そして・・・





「えっ!ど、どうなってるの!?」
「これで即興なんて、ありえないんだけど💦」






再びメロディにギターとドラムが加わり、曲がクライマックスに入った次の瞬間、
それまでバラバラだったミロとメイアのステップが、事前に申し合わせたかのようにシンクロ
これには観客の誰もが驚きます。

さらに、2人の足下には光が次々と現れ、ステップで踏むと、光の粒子がステージから浮き上がり、ステージ後方の空間にある見えない壁に貼り付いてゆきます。





「ん?この光、何か絵に変わっていってない?」
「ホントだ。今日は日が日だから、もしや・・・」





タイトル通り、333秒間にわたるコラボタップダンスが終わり、明るくなる小劇場。
ステージ後方に集まった光が描いた絵は・・・


なんということでしょう!(ビフォーアフター風)
ミロの誕生日をお祝いするスクリーンショットがデカデカと掲げられているではありませんか!





うわっ、これマジ?!


ビオラ姉さん、主役よりも驚いてどうするのよ。でもここまでされたら、驚くなというのがムリね😅


穏やかにお祝いしてくれるかと思いましたが、やはりこの辺はメイア=ファイブスターでしたね。ありがとうございます


いいのよ。ミロさんはこの1年間も自分のために、そして見に来てくれたお客さんのために頑張ったのだから、このくらいはやらないと。
さぁ、私の出番はここまで。あとはミロさん、あなたがきっちりしめくくりなさい


はい!





コラボタップダンスで盛り上がったミロのバースデーステージも、あっという間にフィナーレ。
ミロはステージのラストの曲を、ヴェゼリアジュニア音楽隊【Pegasus Symphonia】の定番演奏曲「Brilliant Parade」で固定しており、今回もこの曲で締めくくり。
観客のスタンディングオベーションと、メイアがアドリブ魔法で出したバルーンドロップも加わり、バースデーステージは大成功で幕を閉じたのでした。