ミロが4曲目に入ろうとした時、2人の女性の声が聞こえたことにザワつく小劇場。客席の間から姿を見せたのは──
えへへ~、お邪魔しまーす
今日みたいな日はメイア=ファイブスターがサプライズ登場するのがお決まりだけど、毎回メイアさんにやらせるのは荷が重いと思って、ギルドは違うけれど、ステップが武器のパフォーマンスつながりの私たちがお祝いに駆けつけさせてもらったわ
縄跳びを持ち芸としているゆえ、ステップの重要さはミロ同様に熟知している〈White Clover〉の4人。
なるほど、それならバックダンサー的立場でコラボして、ミロのバースデーステージを支えようってわけですか・・・
その場で簡単に3人で話し合い、改めて4曲目のパフォーマンスがスタート。
ビオラとダリアも即興ながら、軽快なタップを披露し、ミロとともに場を盛り上げます。
5曲目もビオラとダリアの故郷の伝承歌だったため、難なくついて行った2人でしたが
6曲目にミロが選んだのは、DDR楽曲の中でも難易度が高い「Pluto」
最初から高速ステップのうえ、曲の中でスピードが何度も変化する展開に、ビオラは17秒、ダリアもついて行くも58秒で足が耐えられず、タップをやめてしまい、最後までやりきったのはミロだけでした。
「ウフフ、ミロさんもずいぶん意地悪が好きね」
「!!この声は!?」
「やっぱりメイアさんも来たか・・・」
メイア=ファイブスターの声が聞こえ、さっきよりも大きくザワめく小劇場。
ステージの幕が開くと、そこにはメイアの姿がありました。