まだ夜が明けていない高知市。
普段なら【SGAブログ会館】の住人もまだ寝ているところですが、今日はこの時間から寒い中、しどーかん・蘭子・美鈴の3人が屋上にいました。
何しろ今日は“あの日”ですから-





おはよう。やっぱりもう来てたか


美鈴さん、おはよう。
しょうがないわ、今年も“あの日”が来たのだから


場所も状況も違えど、僕たちも震災を目の当たりにした身ですからね





1995年1月17日。
神戸を中心に甚大な被害をもたらした〈阪神・淡路大震災〉から、今日で29年が経ちました。

当時、奈良県五條市に住んでいて、間接的に震災を目の当たりにしたしどーかん。
大学時代を大阪で過ごし、サークル仲間を震災で失った蘭子。
震災の半年後に生まれた美鈴。
3人は毎年、この日が訪れると、普段より早く起きて屋上に集まり、思いに更けるのでした。





あれから29年・・・あっという間だったわね


うん。
でもその29年で〈阪神・淡路大震災〉は、すっかり忘れられた出来事になってしまった・・・
残念だわ


そうですね。
16年後に〈東日本大震災〉が発生して以降、地震に対する話は、〈東日本大震災〉を基準にし、南海トラフ沖等の地震が近く起こると都合よく推測したうえでなされたものばかり
テレビもNHKすら、この日に「あれから何年」という形で報じる程度で、特番すら組まれなくなりました。
被災直後の神戸新聞の取材の日々を描いたフジテレビのオリジナルドラマが懐かしいです・・・


テレビの番組表を見る限り、
今年も全国ネットでは夜10時に「NHKスペシャル」でやや大きく触れる程度で、民放は知らんぷり
さすがにこれは・・・


元日に〈能登半島沖地震〉が発生してまだ2週間ちょっとだから
そんな中で〈阪神・淡路大震災〉の話をしたり、映像を見るのは辛いかもしれない
でもだからといって、避け続けたら出来事そのものが忘れられて、教訓が活きず、また惨事を招くことになる
私はそんなのイヤ。しどーかんもフェリスさんもそうよね?


もちろんです。
だからこそ、今年は改めて〈阪神・淡路大震災〉と向き合わないといけませんし、世の中全体もそうしてほしいです


ええ。次いつ来るかはわからないものの、
地震への備えは、物理的にも心理的にも今すぐできますから