人間に二元論は合わないと思う
ある意見に対してはこう思ってて、
でもこの意見については反対意見ということは、ある
矛盾してながらもどちらも正しいことは、ある
こう思ったきっかけは大学の時ゼミで話題になった死刑問題だったかなぁ
人を殺してはいけないと思ってるのは、本音
でも犯罪者は死刑にしろと思うのも、本音
どっちなんだよ？？
白黒思考で世界を捉えようとしてた若い私は混乱しました
意見が一貫していないなんてそんなこと、あってはならないじゃん？
今思うと、万能感にあふれた若者特有の潔癖だったな
テストみたいに
物事には誰から見ても「正解」があると思ってて
世界の謎はすべて解明されてて
正義と悪ははっきりしていて
大人は間違えることはないと思ってたんですよ
世間知らずとは怖いですね
ちなみに、死刑問題について
ゼミの先生の意見は、死刑は反対
きちんと精神分析をして社会に還元するべき、とのこと
それは正しい意見だと思うけど
現代日本には早い理想論じゃないかな
いつかはそうなるべきだが、まだ日本社会はその段階にない
精神分析・治療のための環境が整っているのかは疑問
精神疾患を完全に社会に害を及ぼさないようコントロールできること
再犯者がいなくなること
その実績もなく、国民の納得は得られない
少なくとも私は納得できない（更生プログラムには詳しくない一市民の所感）
理想論のままでいると、やったもん勝ちの風潮は加速すると思う
共存の方向に行くのであれば、
やはり今は国民への周知が足りてなさすぎるかと
少しずつ良い方向に進んではいるけど
まだまだこれは理想論であると感じる
一般人には前科者の情報が入ってなくてうやむやにされてて
結局また被害にあうのは善良な市民であるのはやりきれない
釈放後に犯罪者が孤立してしまい犯罪に手を染める現状へのサポートも
国民でもっと考えなければならないのかも
私としてはそんな奴とは関わりたくないってのは本音
綺麗ごと言って貧乏くじなんて引きたくないよねぶっちゃけ
あと、精神疾患で無罪にするのは
精神医療で社会に害が出ないようなコントロールができるようになってからにしてほしい
暴れる老人とかも一般人が何とかできるわけないのに血縁ってだけで押し付けるな泣
当事者の事情ももっと発信して意見ぶつけて
世間の理解を深めて両者に良いアイデアが生まれるといいな
結論としては
犯罪者を管理できていない現代日本社会では死刑を廃止するべきではない
（まだ早い）
白黒はっきりできることもあるけど、
そうではないことも多くて
それを受け入れられるのが成長なのかも？？？
世界なんてだいたい超個人的であいまいな判断でできてる
特例も例外もむしろスタンダード
だからこそ人間関係には奥行があって、面白くて、複雑で、地獄
時には矛盾してる意見を内包しながら
エラーで停止することなく生きていけるのが人間
一旦保留、ということができる
私たちが機械と違うとこ
プログラム通りにはいかないし、
皆の認識を統一することはできない
今も、私は他人にしてみれば矛盾したこと言ってるだろうけど
本人的には素直に本心で
自分では納得してたりする
正反対だけどどっちも間違いなく私
ぐちゃぐちゃなのが私
「その意見はお前が昔言ってたことと矛盾する！」って
鬼の首取ったように食って掛かる人いるけど
こっちとしては
私ってば揺れ動いてるなあ
ちゃんと考えてきたからこその意見の変化だろうか
としか思わない
そして他人からそう指摘されたということは
再考の余地があるということ
意見の変化を突き詰めると
きっと自分への解像度が上がるね
潔癖だった若い頃を振り返ると
自分に期待しすぎてた
私はもっと頭がよくて、物事を正しく判断していて
能力が高い人間側だって驕ってた自覚はあります・・・
少しずつ等身大の自分がわかってきたから
他人を許容する余裕も出てきた
人間って一本調子じゃないことが実感できてきた
一貫していない自分はダメ人間で不良品だと絶望してた時期もある
でも、矛盾したままでも生きてたなと気づいてしまった
私の思考は世界になんの影響もなくて
相変わらず矛盾した気持ちを抱えているけど
それでもやっぱ生活は続く
聖女じゃないし
混沌とした自分のこと、嫌いで好きです