学生時代はずっと自己肯定感が低く(今でもそうですが)、自分の名前すら嫌いで、誰かに呼ばれるのも嫌でした。
でも名前が嫌いでいるのもこれからもこのままなのも辛いと思い、何とか気にならないくらいになりたいと思っていました。
そして今では自分の名前は悪くないなと思えるようになりました。
そのきっかけになったのが
名前変換小説
世代の人はわかると思います。あの頃流行ったやつです。最近は二次創作案件で問題視されるので詳しくは言いませんが・・・
休みの日とか生き抜きに、好きなジャンル、推しの話とかを喜々として読んでいたわけです。
もちろん名前はペンネームで。
ですがそこでよく見るんです、自分の本名がデフォルト名になっているのが。
びっくりしました。え、世間ではペンネームとかで使われちゃうくらい人権のある名前なの?と。
名前変換ってそのころは一話ずつ入れないといけないとかで面倒だったので、恥ずかしかったけどデフォルトで入ってる自分の本名のままで 甘々愛され逆ハーレムもの の小説を読むことになりました(時々天女にもなった)(しょっちゅうトラックにはねられて転生した)(学校では運動部のマネージャーやってた)。
そしたらいつの間にか、自分の名前も悪くないなと思えるようになってました。
アホみたいでしょ?そういうもんらしいです。
結局は愛されたかっただけなのかもしれない。誰かに肯定してもらえて満たされたのだと思う。たとえそれが現実じゃなくても。
だって、私が私を嫌っていたのも、現実でなく妄想の中の話だったわけだし。誰かに言われた、っていう事実よりも、みんなこう思ってるだろうなという勝手な憶測で勝手に傷ついていただけだったって、今では思ってる。
これがあったから、今の私はあの頃より少し生きやすくなった。呼吸が少し楽になった。
一歩ずつだけどこうして身軽になっていきたい。