🚴‍♂️

「翔…ジムで身体動かしたのに…よく動けるね…

はあ…ちょっと待ってよ…この坂、キツい…」



🚴‍♀️

「智…もう少しで登り切るから…頑張って…」








「はあ…  足、ガクガクだよ…」


「はっはっ…

頑張ったご褒美だよ

見てよ、景色。凄いよ」


「えー、どれ〜



…お〜、すげ〜」


「頑張って登った甲斐あるでしょ?」


「うん。これは絶景だ〜」


「ほら、あそこがホテル」


「うわ〜 結構登ったな〜

でも、車でも良かったんじゃない?」


「…うん💧

ちょっと後悔  あははは〜  ごめん」


「ふっ…

でも、気持ちいい…」


「だろう?

さあ、行こう。この先にレストランがあるよ。そこでランチ食べよう」


「おう、行こう」



そのレストランは何でもある

ファミレスって感じではない。ドライブインみたいな


僕は中華丼。翔はポークチャップ定食を頼んだ



「美味かったな。行くか」


「…今度は坂を下るのか…」


「来た道じゃないよ。少し遠回りになっちゃうけど、緩やかな坂道」


「ほんとに?」


「ほんとだよ」


「わかった。翔を信じよう」



本当に緩やかな坂道だった

並んで走れたから話も出来た




「とうちゃ〜く」


「はあ…疲れた…

でも、普段運動しないから良い運動になったよ」


「でしょ!

さあ、汗流しに風呂行こうぜ!」




準備中の札がぶら下がってた


「智、どうする?」


「仕方ない。でもあと1時間だよ。漫画読んでれば直ぐだよ」


「そうだな」





ス〜 ス〜



あれ…寝ちゃってんじゃん…

智、智?


「ん…朝?」


「はっはっはっ…

朝じゃないよ…

風呂、入れるみたいよ」


「あっ…寝ぼけてた…はっはっ…」



♨️


「あ〜気持ちいい〜」


「貸し切りだ〜」


「俺、あっちの熱めの湯に入って来る」


「じゃあ、僕は炭酸風呂行こ〜」



…シュワシュワする…

面白れ〜