智が来るまでに片さないと…


これも要らない
これも要らない

これは…一応取って置くか…



掃除機掛けて、床もピカピカに磨いた



よーし、これで智を迎えられるぞ!


綺麗になった部屋を智に見て貰った


「もしもし智〜

部屋片したよ〜 見て〜



クローゼットも…ほら…

ここに智のスーツとか服掛けられるよ!」


「随分処分したね…」


「うん。頑張ったよ。でも片す良いきっかけになった


…あと3日、楽しみだな」


「うん。

僕も持っていく物揃えたよ

必要な物だけにしたつもりだけど、段ボール4つになっちゃった」


「いいよ、4つくらい…


それよりさ、ベットの傍にある、あれ何?」


「あ、これ?
フィギュアだよ。大学の時に作ったやつ」


「えっ、智が作ったの?すげ〜
それも持って来てよ」


「うん、わかった。持ってくね」


「おーっと、充電なくなる

じゃあ、そろそろ切るね」


「うん。じゃあ、明日ね〜」


「バイバーイ」


ポチ📱


智、風呂上がりだったじゃん
セットされてない髪っていいよな〜。可愛いよな〜
これからは毎日見られる…
そこに俺のTシャツ着て、パンツチラ見えして…
あ〜、堪らん…
想像するだけでイキそうだ…


あ〜智…
週末まで我慢出来ねー


あ〜

智…

ん…あ〜 ティシュティッシュ…

あ〜っ…でるっ!



はあ〜


早く3日たたないかな…





翌朝、智におはようのラインを送った


「おはよう。今日も元気だよ〜ん
いつもの時間に家を出まーす」



直ぐに返信が来た


「おはよう
僕もいつも通りの時間に家を出まーす」






改札を出て、出口に向かう途中…


「智!」


「翔!」


って感じで合流する



「こうやって出勤するのも明日が最後だね」


「ほんとピッタリ逢うな!」


「月曜からは一緒だ!ふふ…」


「すげ〜ワクワクする」


「翔、顔!」


「はっはっ…許して…治らない…」


「ほら、着くよ」


「はい! パンパン(ほっぺぱんぱん)

今日も頑張ろうな!」


「今日、テレビ局に行くから、昼もしかしたら遅れるかも…」


「うん、昨日言ってたな…」


「うん。初のテレビ局だよ」


「そっか…頑張れよ」


「うん」