「やっぱ休みだから混んでるな…

俺、これに乗りたかったんだけど…」


「バギーだ!
並ぼうよ。後からだと、もっと混むよ」


「…よし!並ぼう!」


「んふ…翔が運転ね!」


「いや、ここは智が運転。…大丈夫だから」


「…わかった。ペーパーでも免許はいつも持ってるんだ〜」


「見せてよ」


「顔写真あまり良くないけど…

…はい🪪」


「…ちょっと待って…超可愛いんだけど…」


「なんか女の子っぽいでしょ?早く更新来ないかな…」


「来年だね」


「うん」


「ねえ、話は変わるけどさ、智んちってピアノ教室やってるの?」


「うん。母ちゃんがやってる」


「もしかして、智も弾くの?」


「高校までは弾いてた」


「そうなんだ?俺もね、むかーし習ってた。小学校4年までやってたかな…」


「へ〜
ふふっ、想像すると可愛い…」


「智もだよ」


「ねえ、翔の趣味は何?」


「…趣味?

・・・ない!」


「えっ?ないの?」


「うん。ない。智は?」


「僕は、絵描いたり、料理したり。あと、スーパー巡りとか好き。結構、面白いんだよ」


「へー」


…料理か…おっ!これは…いけるか?


「智の作った料理食べたい!」


「いいよ」


「えっ?まじで?じゃあ、俺んち来てよ!」


「いいよ。いつでも」


「それ、今日って言ったら?」


「いいよ」


「まじ?…じゃあ来てよ!」


「んふ、いいよ」



やったー!智がうちに来る!
掃除しておいて良かった〜
…泊まってく?明日も休みだし…
そして…エッチなんかして…買っておいて良かった〜って、おいおい…

泊まれるか聞くだけ聞いてみよう


「智、あのさ、泊まってく?
智の手料理で飲んでさ!」


「んふ…そうだな!泊まるか!」


「ヨッシャー!」


「ふふ…」



順番が来て、免許を見せて、説明を聞いて、さあ乗ろう!


「翔、いい?アクセル踏むよ!」


「GO!」


ゆっくりアクセルを踏んだ



「翔! 大丈夫?怖くない?」


「全然!すげ〜、上手いじゃん!」


「ふふ…これ、面白い…」


「いいね〜、ヒュウヒュウ〜」






「面白かった〜」


「智、車も上手いんじゃないの?」


「どうだろうね!」



手を繋いだ

しかも今度は恋人繋ぎ…



「ふふ…」


「ん?どうした?」


「ううん、なんでもない」



うわ〜。瞬殺
なんだ、この可愛さは…


「翔、あれ見て?気球…

うわー、デカいな…」


「…ブルブル

よく乗れるな?」


「あれ〜?もしかして、高い所苦手とか?」


「当たり

…ごめん。乗りたかったら、1人でどうぞ!」


「ううん…乗らないよ。1人で乗ってもつまんないよ

それにしても、ここ、いいね〜

木がいっぱいあるし、ゆっくり歩けるし、休憩するベンチもあちこちにあって…
デートにピッタリだね」


「でしょ!」


「おっ!あれなんのキッチンカーだ?」


「飲み物だね。何か飲もうか?」



カクテルジュース



「智、それ美味しい?何だっけ?アセロラソーダだっけ?」


「うん。スッキリ美味しいよ!飲む?」


「うん」


チュウチュウ


間接キッスだ〜😍
甘酸っぱ〜い


「ありがとう。俺のも飲む?レモンスカッシュ」


「ふふ、うん」


チュウ〜

翔のストロー咥えちゃった!
ふふ…
美味しい