「翔くん、いよいよだね」
「ああ…」


”皆様、大変長らくお待たせ致しました
櫻井翔、大野智の入場です
大きな拍手でお迎え下さい”

👏👏👏👏👏👏👏👏


未華子 「さあ、皆さんの前に」


「智、行くぞ!」
「うん。行こう」

ワクワクドキドキちょっと照れ臭い

手をギュッて繋いだ

一歩二歩三歩…

驚いた
そこはまるで別世界
何色ものバラが沢山咲いてる
バラの他にもいろんな花が咲いていて凄く綺麗

飾り付けも可愛い

バルーンの束が幾つもプカプカ浮いてる


少し奥にはバラのアーチがある

うわ〜なんて所だ…

その時、翔くんの手がギュッて強くなって立ち止まった


「翔くん?」



俺、この景色見た事ある…
あのバラのアーチ…




「翔くん?…大丈夫?

…みんな待ってるよ」


「…あ、ごめん…行こう」



盛大な拍手の中、みんなの前に立った


簡単だけど、2人それぞれ挨拶をした
その挨拶の中で泣いてる人がただ1人。相葉ちゃんだ!
側にいたニノと松潤が、お前が泣いてどうする?って揶揄ってた。それを見てたみんなは大笑い

翔 「相葉ちゃん、もうそのくらいで…」

智 「相葉さん、ありがとうございます」


姉 「はーい!皆さ〜ん、相葉さんの涙の後は、お料理を楽しんで下さ〜い。あっ!その前に乾杯ですね!

では、どなたに乾杯の音頭を取って貰おうかな〜

…そこの下を向いてる、ドット柄の蝶ネクタイしてる彼!…お願いします!」


(えっ?おれ?)

その人は、翔くんの友達だった


「えー、櫻井、大野智さん、ご結婚おめでとうございます。あ、結婚じゃないか…でも、同じようなもんだよな。それでは、2人の幸せを祝って、かんぱーい」


かんぱーい

姉 「お酒もお料理もご用意してまーす。自由な形で楽しんで下さーい」


ここのケータリングは全て手作りで美味しいんだって!お寿司も大人気!職人さんがその場で握ってくれる

僕達も遠慮なく頂いた

みんなワイワイ、楽しんでる
僕達もいろんな輪の中に入って楽しくおしゃべり

子どもの頃の話から最近の話まで

知らなかった事も知れて良かった



笑い声でいっぱい



姉 「はーい、皆さーん!
今からビンゴ大会をしまーす!
食べながら飲みながらでいいので、是非参加して下さいね!」



「翔くん、ビンゴだよ」


「ビンゴ大会?まじで?」


「ふふ…大野家はビンゴ大会が好きなんだ〜」


「面白そう」


武君がついたてを退かした

台の上には景品がズラリ

お菓子、おもしろ雑貨、日用品、おもちゃ、クオカード…1番の目玉は、夢の国ペアチケット

なんと、ケータリングのスタッフさん達も参加!


進行は父ちゃんの会社の従業員


「翔くん、夢の国チケット欲しいね」


「ぜって〜当ててやるからな」




なかなか揃わない…


「翔くん、揃わない…」


「俺、さっきっからダブルリーチなんだけど…」


どんどん景品がなくなっていく…


松潤さんと相葉ちゃんはトリプルリーチ
ニノはおもちゃの釣りゲームが当たった


その時!

進行 「おめでとうございます。夢の国ペアチケットはお寿司屋さんの京本さんに当たりました〜」

👏👏👏👏



「あ〜あ…」


「智、ごめん」


「いいよ」



トホホな結果で終わった


進行 「はーい!何も当たらなかった人〜!

特別に景品をご用意してありまーす

お好きな駄菓子をお1つどうぞ〜!」


「翔くん、貰いに行こう!」


「うん!」



めっちゃ盛り上がったビンゴ大会でした