半年後

株式会社プレイフルは、お陰様で順調にいっている

頂いた仕事を一つ一つ丁寧に頑張ってる

そして、今のマンションより広い所に引っ越す事に決めた。だって、俺のデスクはリビングで、智のデスクは智の部屋にある。なんか、それが気に入らない。デスクを並べて置きたい。そう思って、暇な時に部屋を探してたんだ


理想の間取りの部屋が見つかり、智と内見に行った

「智、この部屋は完全に仕事部屋にするってどう?
クローゼット広いし、棚入れて機材余裕で置けるよ」


「うん。いいかも


…寝室は…ここ?…今の部屋と同じ広さかな?」


「そうだね…機材がなくなる分、広くなるよ

ソファ置けるんじゃん」


「ふふ、ソファいいかも。クローゼットも広いね」




「こっちの部屋は…智、絵描くのに使えば?」


「えっ、僕はいいよ…リビングで描くよ。翔くんの部屋にしなよ…」


「じゃあ、自由の部屋にする?」


「それいいね〜」


キッチンも使いやすそう
風呂も広い、トイレはオシャレな手洗いボールと棚がある


「智…俺、ここがいいな…」


「うん。いいよ。決めて」


その場で仮契約
審査など終えて、本契約!



「智のベット、あれ要らないよね?処分しよう」


「ううん、処分は勿体無いよ。どっちかが風邪引いた時とか使うかもよ」


「俺は智が風邪引いても一緒がいい。今までうつった事ないだろう?」


「ふふ、そうだね。うつった事ないかも…
でも、一応!」


「わかったよ。自由の部屋に置こう


ソファどうする?買い替える?ダイニングテーブルも新しくするか…」


「翔くん、使える物は使おうよ。新しくしたいのは分かるけど…必要な物だけ買おう…ねっ」


「…わかった…そうする」


新居が決まってウキウキな翔くん
それを止めるのは僕しかいない





そして、引越しが終わった


「終わった〜。殆ど引っ越し屋さんにやってもらったけどな」


「あとは、少しずつ片そう

とりあえず、翔くん、蕎麦食べよう。ざるでいいよね?」


「なら、食べ行こうよ」


「なんか、面倒くさい
直ぐ出来るから」


水でチャチャってやるだけの蕎麦
これがなかなか美味かった
これからは、これにしよう


食べた後は、オフィスとなる部屋に行った

「明日からはここで仕事だ…
そうだ…株式会社プレイフルの表札作んないとな」


「うん」




風呂に入って、ベットに横になった


「本当に引越したんだな…俺達」


「こんないいマンションに…翔くん、ありがとう」


「ううん…新築じゃなくてごめんな…」


「ううん…僕、頑張るからね」


「頑張るのは俺だよ
智は今まで通りでいいんだよ」


「ううん、一緒に頑張るの」


「智…ありがとう」



「うん。じゃあ、寝ようか…」



「そうだね
先に目が覚めたら、俺を起こして…
一緒に朝飯作ろう」


「うん」


「じゃあ、おやすみ チュッ」


「おやすみなさい チュッ」