部屋着に着替え、ソファに座り、智の肩を抱いた
智の左手は俺の太ももにある


「智…俺さ、今日の仕事をして想ったよ…

…俺さ、智と、今日のあの2人みたいになりたい

こうやって一緒にいるのもいいけど、俺…ちゃんとした男になりたい。智を守りたい
智を心から愛してる
智と一緒にこの先の人生を歩みたい

智の気持ち、聞かせて?」


「…ふふ
翔くん、ありがとう
僕もね、想ってた。ちょっと前から…
ウエディングフォト撮ってて、いいな〜、僕も翔くんと、こうなりたいな〜って…

あと、翔くん、僕の写真を合成してるじゃん…
それ見ても想った
綺麗なスーツ着て、翔くんとツーショット撮りたいな〜って

翔くん、僕はまだまだ未熟で頼りないけど、僕も翔くんを守りたい。翔くんを幸せにしたい
僕も、翔くんとずっと一緒にいたい

これが、僕の気持ち」


見つめ合った


「智…」
「翔…」


抱き合った


「ありがとう…智…
俺、何があっても智を幸せにするよ」


「ううん、僕の方こそ、ありがとう
僕も何があっても翔を幸せにするから」


熱いキスを交わした



「時期が来たら、一緒に手続きしような」


「うん」


「智、愛してるよ」


「僕も、翔を愛してる」


「今日は記念日だ
美味しい物、食べ行こうか?何が食べたい?」


「食べたい物…
ハンバーグ食べたい」


「じゃあハンバーグ食べ行こう」


「うん」


部屋着からまた着替えて、外に出た


ファミレスで1番人気のハンバーグを頼んだ
ビールも、食後のデザートまで…

今まで食べたハンバーグの中で、今日が1番美味しかった


「智、寒くない?風が出て来た…」


「大丈夫。丁度いい
翔くんこそ、寒くない?」

着てるパーカーを脱いで、翔くんの肩に掛けた


「ちょっと…脱いだら智が寒いだろう?」


「翔くんが風邪引いたら困る。熱でも出たらどうするの?仕事どうするの?翔くん、社長なんだよ」


「智が風邪引いても困る。俺の大事な智だ
大事な社員だ…だから、これは智が着てな。俺は大丈夫だから」


「…うん

じゃあ、手、繋ごう!」


「手なんて繋がないよ
…こうする」

ピッタリくっ付いて肩を抱いた


「こうすれば、あったかいよ」


「んふ…うん」

僕は、翔くんの腰に手を回した

おしゃべりの合間合間に、おでことか頬にキスしてくる翔くん

恥ずかしいけど、嬉しい

僕も翔くんの耳にキスして

「翔くん、愛してる」

って言うと、デレデレな顔になる


そんな翔くんを見ると、幸せだな〜って想う


赤信号で止まってると、耳元で…

「智、風呂入ったらエッチしような」

耳にふ〜


「あ〜ん翔くん、くすぐったい」


「返事は?」


「いいよ」





深く深く、愛し合った