翔くんはキッチンにいる僕を呼んだ


「智、ちょっと」


「はい」


僕は布巾で手を拭いて翔くんの傍に寄った


「ねえ、この人、どう思う?」


「…うん…なんか、真面目って感じ」


「智?智はさ…どう思う?正直、忙しい時は、もう1人いたら楽になるんじゃないかとか思う?」


「…んー、そう思う時も正直あるけど…

でも、なんか…」


「なんか何?」


「もし、誰かを雇うとなると、ここに来るって事でしょ?仕事だから当然なんだけど。でも、住まいでもある。
僕と翔くんの空間を弄られたくない

…ごめんなさい。こんな理由で…

僕、もっともっと仕事頑張るから。家事もちゃんとやる。寝る時間減っても全然平気だから…だから、雇わないで」


「智…

わかった

このメール、断る。他にもカメラマンは沢山いる。何も俺じゃなくても…

ごめんな智。智の気持ちも知らないで…」


「ううん
ごめんなさい。生意気言っちゃって」


「ううん、社員の意見も聞かないと、いい会社にはならない

これからはこんなメールが来たら迷わず断る

株式会社プレイフルは、元々、智の為に作った会社だ。智が快適に仕事が出来ないと意味がない

なっ!」


「うん」


僕の心配事は解決した




「智、まだ?何してんの?」

僕は背後から抱きしめられた


「明日のご飯の下ごしらえしてんの

野菜切っておくと、直ぐ使えるし楽だから」


「ありがとう チュッ

だけど…チュッ 寝る時は一緒だよ チュッチュッ

それ仕舞って、ベット行くよチュッ」


「うん」







「智、愛してるよ」


「僕も…愛してる
あ〜ん…あ〜ん…あ〜ん」


「気持ちいいか?…もっと早くするな」



「あ〜っ…翔…ダメ…あっ…いく…いく…ん〜っ…」


「あ〜俺も…あ〜いく…っ…」






「智、チュッ」


「んふ…もっと」


「いいよ。チュッチュッ
もう1回する?」


「(///ω///)うん
上になる。いい?」


「いいよ。好きに動きな」


「翔くんも突いてね」


「ああ…いっぱい突いてやる」


「(///ω///)」





僕は、気を失った

でも、翔くんの温もりは分かる
僕を抱きしめてる
めっちゃ嬉しい
ありがとう




翌朝


「翔くん、起きて、起きて…」


翔くんの身体を揺すった


「ん…トイレ?」


「違う」


「じゃあ、どうしたの?怖い夢でも見た?」


「見てない。…外、凄い雨だよ。雷も鳴ってる。仕事どうするの?」


「ん…まじか…
メール来てるかな?」


⚡️⚡️ゴロゴロゴロ⚡️⚡️


「わっ」

翔くんに抱きついた


「ふっ、大丈夫だよ。可愛いな…
ヘソ隠せよ」


⚡️⚡️ゴロゴロ⚡️⚡️


「翔くん…お願い…行かないで…」


「ほら、一緒に行くよ。パンツ穿いて」


「はい」


スタッフさんからメールが来てた

天気予報だと、後1時間で雨雲は抜けるけど、予定変更してスタジオ撮影となった


「智、もうすぐ止むから」


⚡️ピカドーン⚡️


「キャッこれ、どっか落ちたよ…
このマンション、大丈夫?」


「大丈夫。このマンションは安全だから」


超可愛いんだけど…
俺の腕、血が止まりそうだ…