スーパーで、米とか、調味料とか、食材もいろいろ買った


「ふふ、冷蔵庫いっぱいになった!
3分の1はお酒だけど!」


「智は酒飲むの?」


「僕は、ビールをコップに一杯だけ。慣れてないので。
でも、もう少し飲めるかも」


「そうか。じゃあ、コップ一杯でいいから、付き合って貰おうかな!」


「はい。ふふ…早速、お米研いじゃいますね。
櫻井さん、いっぱい食べますよね?2合?3合?2合でいいか…」


「それ終わったら、来て?
智が最近撮った写真見たいから」


「はい」


米を研ぎ終わり、リュックからカメラを出した


「櫻井さん、お願いします」


「智もこっちに来て一緒に見るよ」


「はい」


櫻井さんの隣に座った


「…んー。悪くはないんだけど、割と正面が多いね」


「ダメですか?」


「ダメじゃないけど…

明日、仕事がないから、一緒に出かけよう。そこで、教えてあげるよ」


「はい!ふふ、嬉しい…」


「長野先生は、そういう事しなかったの?」


「はい。仕事のない日は、先生は料理してます。料理が好きみたいで。僕は1人で出かけて、ぶらぶらして、写真撮って。帰ってから、撮った写真を見てもらってました。…今思うと、大した事言われてなかったかも…」


「ふ〜ん。
…俺はさ、一緒に行って、ある程度は教えたいタイプだから」


「僕は、そっちの方がいい。ダメな所を知りたいから…」


「…これ、よく撮れてるよ」


「そうですか?ふふ、褒められた…」


…いい顔してる。ちゃんと教えないと…





「櫻井さん、ご飯出来ましたよー。」


「腹減ったよ…めっちゃいい匂いするんだもん」


「今日は、野菜炒めと、お味噌汁です。中の具は豆腐とワカメです。納豆も食べますか?」


「食べる。野菜炒め美味そうだな…ビールだな!」


櫻井さんは、僕にもビールを注いでくれた


「ふふ、ありがとうございます。」

🍻

「どれ?いただきます

…ん!うまい!」


「えっ?ほんと?…良かった〜。僕も、いただきます

パク…うん。いい感じ!美味しい…」


「久しぶりだな〜。手作り料理食べるの…
まじで美味い!」


「炒めるか、焼くかしか出来ませんけど…」


「全然いいよ。俺なんて、何も作れないからさ!」


「いろいろ作れるように、頑張ります」


「頑張ってくれるのはいいけど、無理はするなよ。疲れた時は、作れないって言って。いいな」


「はい!

櫻井さん、お酒持ってきましょうか?ビール?缶チューハイ?」


「ビール」


「はい」


プシュって開けて、グラスに注いだ