「おはよう〜(*^ω^*)」
「おはよう。なんだか、嬉しそうね!」
「だって、デートするんだもん!」
「どこに行くんだ?」
「映画観に行く。その後、ちょっと買い物。」
「そうか。送ろうか?どうせ、六本木だろう?」
「今日はね〜、渋谷なんだ〜。」
「そうか!疲れたら、電話しろ!迎えに行くから。」
「うん。わかった。」
何着て行こうかな〜。
これは、子供っぽいなー。
これは…なしだな。
これにしようかな〜。
ズボンは、この前、買ったのにしよう!
コートは、これ。フードのファーが、可愛いって、翔言ってた。
うん。いいかも。
「母ちゃん、これで、いいよねー。」
「いいんじゃない〜。」
「はっはっ…決まってるぞ!」
「うん。
母ちゃん、着れない服は、志麻さんに、あげてね!」
「はいはい。後で、一緒に見ましょうね。」
小さくなって、着れなくなった服は、志麻さんにあげてる。
「いってきまーす。」
「いってらっしゃい!」
ピンポーン♪
「大野でーす。」
「おじさん、おばさん、明けましておめでとうございます。今年も、よろしくお願いしまーす。」
「はい。こちらこそ、よろしくお願いしますね!」
「じゃあ、行こうか!」
「いってきまーす。」
「はい。いってらっしゃい!」
電車は、座れはしないけど、結構空いてる。
サラリーマンより、家族連れ、カップル、友達同士が多い。
映画館に着いた。丁度いい時間。ドリンクと、ポップコーンを買って、中に入った。
1番後ろの席。
観る映画は、今、話題のアニメ映画!
ほぼ満席状態。
予告が終わった。
「翔、始まるよ。」
ポップコーン食べながら、「うん。」
翔も、僕も、集中して観てた。
エンドロールが流れて、終わった。
「凄かったね〜。面白かった〜」
「うん。歌が、頭から、離れないよ。」
僕達は、1番最後に出た。
イケメン2人だから、目立つ、目立つ。着てる服は、ブランド物だし、どこからどう見ても、ボンボン。
女子高校生らしき人、2人に、ナンパされた。
「ねぇ、ねぇ!これから、予定あるんですか?なければ、一緒に、カフェに行きませんか?」
ナンパなんて、された事ない。多分、翔も!
可愛いんだろうけど、全然興味がない。
翔が、
「ごめん、行く所あるから。」
その場を立ち去った。
格好いい〜