「翔くん、いらっしゃい。いつも有り難う。二階のテラスにいるわよ!」
「はい。お邪魔します。」
智は、テラスで、絵を描いてた🖼
「智!」
「…翔!」
「絵、凄いじゃん!」
「木に小鳥が止まってて…描いてた。そしたら、いつの間にか、いなくなってた」
「上手に描けてるじゃん!」
「そう?ふふっ、ありがとう」
「智、勉強どうする?英語持って来たけど…」
「…少し、やろうかな…」
「じゃあ、部屋に行こう!」
「翔の発音、流石だね!」
「幼稚園から、英会話やってるからな…
今日は、この辺で終わりにする?」
「翔…」
「ん?何?」
「僕の事、好きって言ったよね?」
「言ったよ!」
「僕のどこが好きなの?」
「わからない。でも、好きなんだ。勉強で疲れていても、智に会うと、癒されるんだ。智の笑顔、声、この甘い匂い…好きなんだ。」
「翔、僕にキスできる?」
「できるよ。」
顔を近付けて、唇に触れた。チュッ
(///ω///)
「ふふっ、柔らかい。僕のファーストキス。」
「えっ、そうなの?」
「うん。翔は、違うんだ…」
「…前、和とね…」
「和か…なら、許す!」
「ん?許す?…って事は…」
「翔。僕と付き合って下さい。」
「えっ…智…
本当に……ありがとう。抱きしめてもいい?」
「いいよ!」
ぎゅ〜
「ふふっ!翔、逞しいな〜。胸板が厚い。温かい…
もう一回、キスしてよ…」
「いいよ。」
さっきより、強く、唇を合わせた。
僕は、あれから、考えたんだ…
翔といる時は、素直でいられるし、凄く楽。好きなのかは、わからないけど、ドキドキする時もある。あれは、優しくて、僕を気遣ってくれる。
潤といる時は…楽しいけど、どこか…控えめな自分がいる。言いなりになっちゃう時がある。あれだって、無理矢理が多い…
翔に決めた。