今日は映画の感想です😊❤️



「関心領域」






時は1945年。

アウシュビッツ収容所の隣で

幸せに暮らす家族がいた。



スクリーンに映し出されるのは

どこにでもある 穏やかな日常。



しかし、壁一つ隔てた

アウシュビッツ収容所の存在が

音や人の声、建物から上がる煙、

そして、家族の交わす会話などから

否応なく伝わってくる。



観客がこの映画から

感じ取るものは、何なのか?

これを見た自分の中に

いったい何を見つけるのか?



とゆう作品です。









もうね、最初っから
とにかく「不穏」。



裕福な一家の日々の暮らし。
美しい庭に、豊かな食卓。



川に出かけて遊んだり
時には 庭のプールを囲んで
パーティをしたり、、、


光に溢れ、
子どもたちの明るい声が響く、、、


しかし、
壁の向こうから聞こえる
さまざまな不穏な音や
忍び寄る 何とも言えない不気味な気配。




すぐ隣にある
「差別」や「虐殺」
「圧倒的理不尽」や「残酷な行為」



これらがまるで 存在すらしないかのごとく
振る舞い しあわせそうに暮らす
収容所 所長の家族たち。



アウシュビッツを
このような視点から描いた作品は
これまでにあっただろうか?


自分たちの暮らし
自分たちの立場が守られていれば
人はどこまでも無関心で
いられるものなのか?



見たいものだけを見て
聞きたいことだけを聞き
自分たちのことだけを考え
日々を重ねる。



誰の中にも存在するであろう
無関心とゆう罪。
見て見ぬふりをする
冷酷さ、残酷さ、、、、
利己的な在り方。



所長一家の暮らしを見つめながら
観客は己の内面を覗き込む。



彼らと同じものが
自分の中にも 絶対に
ないと言えるのか、、、。



あ〜恐ろしい😱



所長の妻を演じる
ザンドラ.ヒュラーの存在感が
圧倒的でした。



おそろしいけれど
観る価値のある
重い重〜い、 一本です🎞‼️





✨✨🎞おわり🎞✨✨