今日は映画の感想です😊❤️


先週観た作品
「SHE SAID  その名を暴け」








のちにMeToo運動に火をつける

きっかけとなった

ハリウッドの絶対権力者による

性的暴行事件を暴いた実話を元に

つくられた本作。


 


ニューヨークタイムズ誌の

調査報道記者、

ミーガンとジョディの二人が

ハーヴェイワインスタインによる

長年に渡る性的暴行事件を懸命に調査し、

記事として公表するまでの日々を

スリリングに描いています。







ミーガンを演じた キャリーマリガンと

ジョディを演じた ゾーイカザン。

(二人は実生活でも長年の友人だそう)



二人のリアリティのある迫真の演技には

記者としての正義感のみならず

その奥にある娘を持つ母親としての

感情的な要素までもが

見事に表現されていて

強く心を揺さぶられました。



そして、

長年隠蔽されてきた

ワインスタインによるおぞましい犯罪や

加害者を守る法システム、

性被害を受けたサバイバーが

長きに渡って負わされる傷の深さなどを

目の当たりにし



言いようのない強い憤りや苦しみと

立ちはだかる大きな壁に

挫けず挑んでゆく強い気持ちを

主人公の二人と共に体感するような

そんな作品です。




映画の中には

レイプや暴力、犯罪のシーンは

映像として出てこない。

(それでも十分すぎるほど怖いし

 どこまでもおぞましい)



監督がインタビューで語った



「そういったシーンを作り出したくなかった

 女性に対する暴力のシーンを世界に向けて

 さらに生み出すことに抵抗を感じた」



とゆう言葉からも

性被害を受けたサバイバーへの

真摯な想いが伝わってきて


この作品の持つ力や

作品に込められたメッセージ、

この作品の社会的意義をしっかりと

裏付けている気がしました。







最も心に残ったのは

ミーガンがワインスタインと対面する場面。



ミーガンを演じる

キャリーマリガンが

彼へ向ける眼差しは 

なんと表現したらいいのか、、、



絶対的な悪を前にした時、

人はこんなふうに相手を見据えるのか、、



あの表情を見るだけでも

この作品を鑑賞する価値がある。



そんな場面。



ドラマティックで起伏も多く

映画として 

もちろんとても魅力があるけれど

観ていて楽しい作品ではありません。

しかし観る価値のある名作だと

断言できます。




この映画に込められた

メッセージを あなたもぜひ‼️

映画館で🎞受け取ってください。




マリア・シュラーダー監督かっこいい✨

女優、脚本家、監督としても才能を発揮し

高く評価されている。




✨✨おわり✨✨