すいません、

毎度筆が遅くて。

 

前日まで大雨だったので、
川の状態が分からず、
以前大増水でも釣りになったこんな支流へ入りました。
いつものように釣り場到着は相変わらず昼の12時くらい。
車から降りると涼しい!
下界はうだるような暑さでしたので、
気持ちいいです。



この川を見る限り酷い濁りの入った増水ではなさそうです。
良かった。

こんな苔むした砂で埋まったおらず、
人口建造物もなく、
しかも人が出したゴミも見当たらない美しい川で釣りができることを
この時、非常に嬉しくなりました。

何故かというとここへ行くには、
駐車したところから更に急な上り坂の林道を15分ほど歩いた場所になります。
結構な距離です。



今回のタックル。
ロッドとリーダーはいつもの6ft、
フライは今は無きサワダのDU3かな?アップアイ・ロングシャンクのメイフライフック使用です。

何尾か釣った後で傷んでいますが、
サイズは♯14のスピナーパターン。
日差しがドピーカンの時は何故かピンクのフライが効きます。
このフライもボディにフラミンゴのクイル、ウイングもフラミンゴのネックフェザーをあしらっております。
でもこのフライは水の流れが緩いところでは魚の反応は良くありません。
まぁ、ハックルの厚いフライは大体そんな傾向にあります。

残念ながら前回の5月26日(木)にも野迫川村の別の支流へ入ったのですが、
ボーズでしたので、
このイヤなスパイラルから抜け出すために何とか1匹でも釣りたいところです。



まずはこんなポイント。
真ん中の流心を通すと食って来ました。



ちょっと小振りな5寸くらいのアマゴ。
でも何とか1尾出て良かったw。
この支流は魚のいない所へアマゴのみ放流されているみたいで、
イワナは釣れたことがございません。

これで、
釣れないスパイラルから抜け出た感がありました。



続けてこんな小さなポイント。
しかしほかの場所に比べると、
水深があって魚っ気ムンムンです。



割といいのが出ました。
7寸くらいです。
このあたりでこれくらいが釣れれば御の字です。
そして新しく手に入れたオービスのバテンキルにも入魂できました。
以前に使用していたキネヤのリールは、
ラチェットの不具合が発生して、
やむなくこのリールを入手しました。

うっすら見えるパーマークと朱点の少ない渋めの魚体。
ここで釣れるアマゴはこんな感じです。

この魚を釣って更に上流を釣りましたが、
魚の反応がありません。

どこかで魚止めを超えてしまったのでしょう。

ここで本流に戻ります。



本流へ降りてきました。
空き缶とかペットボトルとか落ちてて、
人の入った気配が結構あります。
でもここでもそこそこ魚はいます。

まずはこんなポイント。



細長い深みのある瀬。
流心にフライを通すと真ん中あたりで食って来ました。



ここでも7寸くらいのアマゴ。
支流と同じような朱点の少ない色の薄いパーマークは
前半に行った支流と同じような魚体です。
やはりつながってる河川では同じ血統のアマゴが存在するようです。

でも、
ここの本流には以前アマゴと同等の数のイワナも釣れたのですが、
今年は1尾も釣れません。
腕もあるかもしれませんが、
温暖化で水温の上昇で住めなくなっているのかもしれません。
野迫川村のイワナは世界でも最南限なので、
大切にしたいのですがね。

釣りはこのあたりで終わり。

いつもの植物観察です。





クモキリソウ。
この手の仲間にはコクランやジガバチソウ、スズムシソウなどがあって、
どれも観賞価値がありますが、
栽培はどれも難しいです。
このクモキリソウも例外ではありません。



フタリシズカ

この時期ではもう花が終わりそうですが、

これは辛うじて咲いていました。
このあたりへ来れば、
よく見られます。



ヤマトウバナ
小さい花でこの辺りの林床では至る所で見られますが、
小型なので案外見過ごしてしまいます。



ヤマアジサイ。
この辺りの渓流沿いで誇らしげに咲いています。



ミズタビラコと思われる花。
これも非常に小さく生えてても割と見過ごされてしまうと思います。

 

 

そして最後。

この辺りでこの季節になるとよく見かけるキノコですが、

名前が分かりません。

以上、
こんな感じの釣りでした。
本当はハルゼミの鳴き声やらサツキツツジを見たりしたかったのですが、
それらは全然でした。

その代わり、
クモキリソウとかヤマアジサイとか見れて良かったです。

雨上がりだったので、
濃厚な山の匂いも楽しめました。

禁漁になる前にもう一度行けたらいいなあと思っております。