現在の
フライフィッシングでは
コンドルクイルと
名付けられて紹介されてるけど、
実は、ハゲワシの羽根なんだよね。

100年程の昔は
本当に
アンデスコンドルや
カルフォルニアコンドルの羽根が
使用されていたらしい。

特に重宝されていたのは
第一風切羽根。
この中の1本をフックのシャンクに巻き付けると、
まるで
昆虫の体節みたいになる。

しかしここからが本題。
アンデスコンドルや
カルフォルニアコンドルの第一風切羽根は
黒いということ。

近年の
フライパターン集で記載されてるグレイコンドルは古い時代の
パターン集には存在しない。

要するに、
グレイコンドルは
近年になって見出だされた
マテリアルと言うことになる。

厳密に言うと
ヒマラヤンバルチャー、
すなわち、
ヒマラヤハゲワシなのだ。
コンドルではないのです。
この鳥の第一風切羽根は
明るい灰色をしている。

そして実を言うと、この羽根を使用した
フライパターンは
近年になって数多く紹介されている。
だが最近、
生物保護の観点から、
供給が完全に
途絶えてしまった。

残念ながら
グレイコンドルの時代は
短期間で終了してしまうのでした。

本当に困るんですけど。
グレイコンドルを染めた
ものもなくなるし。
時代の流れと言ってしまえばそれだけなんですけどね。