ブリュッセルは寒い

それもそのはずパリのもっと北

赤いタリスに乗って行けると知って

何も考えず行くことにした アホやね


ベルギーも30年ぶり

母と子供たちと来た

私自身はその9年前に訪れている

と 行ってもブリュッセルではなく

アントワープ それは何故?

どうしても『フランダースの犬』の

あの悲しい物語の最後の大聖堂に

飾られたルーベンスの『キリスト

降下像』を見たかったからだ

絵本の中でネロとパトラッシュが

人に隠れて入りその絵の前で

感動し天に召される

子供ごころに悲しさが込み上げ

泣いてしまっていた


いつか行こうと思い大聖堂で絵を見て

ネロとパトラッシュが住んでた

村までトラムで出かけた

ほんの小さな銅像が

立ったばかりだった


日本では知らない人がいないが

現地ではそれほど有名ではなかった

当時 アントワープ駅を出た所の

案内所にコルテール・ヤンさんという

日本語の話せる人がいると

地球の歩き方に載ってて

尋ねて行っていろいろと

教えてもらったことを覚えている


そんなこんなで子供たちを連れて来た

のだがあまり興味はなく

おもちゃやでやたらソニックゲーム

をしてやっとルーベンスの絵を見た

だけだった

その頃はベルギーチャコは

日本で売られてはなかったと思う

美味しそうなチョコを買って帰った

ゴディバではなかったが

ちなみにアントワープは

ダイヤモンドで有名

私には全く縁がなかった


そして今回 グランプラスの

周りを巡り五角形の坂の街を歩き

王立美術館 マグリット美術館

王の家と呼ばれオリジナル小便小僧

が飾られた場所を歩いてまわった


そしてこの時期のハイライト

クリスマスマーケット

イルミネーション

最後に市庁舎に映る

プロジェクションマッピングを

2度も見て来た

パリとはまた違う

美しさだった




そしてお店でこんな可愛い赤ちゃんに

会えてママとお話しできて

最高に幸せな夜だった