実家近くの山
中1の時に引っ越してから
学校行事で訪れていた
あまりに近すぎて
気にもしていなかった
コロナが過ぎて
いろんな事情で
そこに登るケーブルカーと
続くリフトが廃止されることに
それも来春のはずが
2023年12月3日をもって
廃止になる事が決まった
何故か"行かなくゃ"と思った
行くことにした

当日は前日と違って晴れた
絶好の行楽日和そのせいで
多くの人が訪れ
ケーブル乗り場は長蛇の列
電車からケーブル乗り場までの
坂道で汗をかいたのが
日陰で待っている間に寒くなった
ダウンを取り出し重ね着する
一台40数名しか乗れない
1時間以上待って乗る
最急勾配23度の5分間

そこからまた急な坂を
歩いて登る 聞けば 
以前はケーブルカーが続いてたと
戦時中の金属回収令によって
無くなり そのままに

リフトは12分間
久々のリフトは少々怖い
スキー場で乗っていた時は
なんともなかったのに

その後も急な坂 階段と
登り続けようやく見晴らし台

六甲山系から甲山
大阪湾がきらきら光って見える


ここは妙見山 北極星信仰の聖地

妙見菩薩を祀る日蓮宗寺院

少し前NHKの『にっぽん百低山』で

吉田類さんと南海キャンディーズの

しずちゃんが訪れた場所


本殿にお参りし

絵馬堂で遅い昼食をとり

景色を見て過ごした


ふだん 山登りをしない者には

きつかった ましてやケーブルや

リフトが無くなれば尚の事

加えて関東在住の身では

もうこれが登りおさめとなるだろう

疲れた足と共に感慨を胸に

7人の仲間達と

山を降りて行った


北極星を模した

信徒会館 『星嶺(せいれい)』を

見上げながら