バタバタとネットを駆使して
航空券をおさえてから
のんびりと構えていて
ひと月を切ってしまった

30年ぶりのパリ
花の都パリ
多くのフランス映画は
その風景と共に
音楽と共に心に残る
"シェルブールの雨傘"
"男と女“など

その優雅な雰囲気は
一種の憧れだった

子どもたちと母で
訪れた時ルーブルの一歩手前の
チュイルリー公園に
移動遊園地が来ていた
子供達がその遊具に気付き
しばし遊んでいた
そして、ルーブルに着いた時
閉館時間になっていた
泣く泣く諦めた
あれからいつの間にやら
30年の月日が流れていた

最初に来たのは実に44年前
学生の頃の話で 主な場所
エッフェル塔、凱旋門
ノートルダム大聖堂
バスでロワール渓谷のお城巡り
ブェルサイユ宮殿をサラーッと
駆け抜けた

その6年後、
バトームーシュでセーヌ巡り
モンパルナスタワーにのぼり一望を
見渡し モンマルトルへ行き
サクレクール寺院の見える
ユトリロの描いたリュスティック通り
を歩いた

その8年後 母と家族で来た
ミラノから夜行で朝着いた駅の
カフェのクロワッサンが
考えられないくらい美味しかった

北駅近くの二つ星のホテル
ガシャガシャと閉まる
旧式のエレベーター
一階の食堂には白い飼い犬が
おとなしく寝そべる

そのホテルを探してみた
無かった が しかし
同じ場所に違う名で
ホテルが建ってた
そこを予約した

これからまだまだネット検索が続く