近頃 いや少し前から

わかっていたことがある


人の中には自分に起こることを

全て他人のせいにする人がいる

殆どの人がそうしたいと思っている

なぜなら自分に自信がないから

責任を取る自信だ

そうすれば見かけ傷つかない

自分の見せかけの自尊心を

保つことができる


その自尊心の為 人をけなし

罵倒し 自分を優位に立たせる

実際の暴力は振るわずとも

打ちのめすことができる

繰り返しの言葉の威力は

ボディブローのように

効いてくる


そんなこともできないのか

また忘れたんだな


ある日お店で会った近所の人

ひとしきりおしゃべりした後


あら 〇〇買うの忘れてた

だから主人にいつも言われるの

私ってだめな人間なんです


いやに気にかかっていた

ご主人は東大卒

息子さんは東大と早稲田に進み

立派に育てた素敵な奥様

ご主人の定年後

ご実家に帰られた


理由がわかった気がした


もっと素直に自然に生きること

できないのか

学歴社会が貧富の差を生み

出自である程度将来が決まる

そんな社会をつくったのは

それこそ個人なのに

社会が悪いとのたまう

親ガチャとかいう言葉も

出てきた

生まれた時から

人生は決まってるのか

個人にかかるものを

軽視してはいないか

話が飛躍しすぎたが

要は自分のことは自分で考え

間違ったら謝り人に対しては

その人を尊重し特性を認める

1人ひとりが謙虚に生きれば

もっと世の中が柔らかなものに

なって行くと思うのである

決して間違った自尊心はいらない