6枚合わせ工程を全て公開します その1 | へら浮子販売 咲良工房

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さて・・・今朝は雨がシトシト・・・

で・・・釣行は止めたら・・・・

晴れた~ムキーDASH!

 

さて・・・・

茅6枚合わせの工程を公開します

以外に間違われた解釈が有ったり

以前には・・・

簡単に出来ると思われたり・・・

 

本当にそうなのか・・・・

 

もし試してみたい人は参考にして下さい

何も隠さず・・・全て公開します・・・・

 

まず・・・・良く思われるのが・・・・

「茅を角度で切り揃えて合わすだけ」

って・・・・思われますが・・・・

・・・・違いま~す・・・・・

 

まず素材から・・・・

今回はこの茅を使います・・・

「茅径」は・・・・6㎜径です・・・

この中から・・・「右」の数本を使います・・・

 

「素材選びのコツ」

*素材に癖がある物

*繊維に軽い捩れがある物

*丸い物

*表皮の薄い物

この4つを元にして選びます・・・

 

次に・・・・

 

切り分けますが・・・素材として使うのは・・・・

「左」の長いほうです・・・・

 

1本の茅から使える部分のみ使用します・・・

そして・・・・此処が重要なんですが・・・

 

サイズに切り分けた際・・・

画像の様に分けましたが・・・

「赤」と「黒」の点を付けてますが・・・

 

「赤」は・・・・「左」に癖が強い物

「黒」は・・・・「右」に癖が強い物・・・です

 

この切り分けた素材を・・・

 

剃刀で「角度」を出して行きます

で・・・・角度を出した茅材を・・・・

 

 

「赤」「黒」と順に合わせて行きます・・・

つまり・・・

「右」「左」が2対で1つに成る様に合わせて行きます・・

 

この次に・・・・

 

糸を巻き込み・・・面を整えます・・・

で・・・・・・

糸をズラシ・・・・肩の方に印を入れます・・・

同じように・・・・

下部にも印を入れます・・・印を入れたら

 

 

2本の印の上に刃を当て・・・斜めにカットします・・・

此処が終わったら・・・

 

ペーパーで下の印から先に掛け・・・

テーパーを仕上げて行きます・・・

 

此れが仕上げた状態・・・・

この状態に仕上げたら・・・・・・

 

刃物で中綿を丸くカットして・・・・

 

この状態に仕上げます・・・

 

この時に・・・・

中に入る部分の皮は外して居ません・・

と・・・言うより・・・

最後まで外しません・・・絶対に剥がさないで下さい

 

此れで・・・肩の形が出来たので・・・

 

糸で巻き込んで大まかに形を整えます・・・

次に・・・・

鉄芯0,6㎜を中心に入れて・・・・

「合わせ目」と「鉄芯」にズレが無い事を確認します

 

この次に・・・糸を解き・・・・

再度・・・・「糸を1本」にして・・・・

力の加減をしながら・・・・肩を絞り込んで行きます・・・・

 

肩を絞り込んだら・・・・「ズレ」や「形」を確認して

 

指を沿わせて・・・・1面づつ軽く押さえ・・・・

「6面」の形を整えます・・・

 

此処まで出来たら・・・・1日放置して置きます・・・

 

 

・・・・・此処から・・・・

「合わせに適した茅に付いて書いて行きます」

 

まず・・・・

茅でよく言う「芯円」は合わせには適しません

又・・・「筋が真っ直ぐな物」も駄目です・・・

「茅」を合わせる場合・・・

「茅が持つ癖」が必要に成ります

「合わせた時」に・・・

「左」「右」の癖が無い真っ直ぐな物は・・・

「茅」が左右に振られ・・・中心が出せません

では・・・茅を「濡れタオル」で軟らかくしたら・・・

と言われますが・・・・・

こんな事は絶対に駄目です・・・・

 

では・・・どの様に左右を見つけるか・・・・

「茅」は自然素材です・・・

植物で有る以上・・・太陽の方向に傾きます

この「傾き」に沿い繊維が曲がります

この繊維の傾きを見極めます・・・

「左に巻き捩れるか」「右に捩れるか」です

 

茅を目線に合わせて見たとき・・・・

 

画像の様に緩やかに捩れが有り・・

綿が詰った物を探します・・

そして・・・重要なのが・・・

「丸い」と言う事と・・・「皮が薄い」と言う事です

勿論・・・・

この様な捩れは・・・修正してカットして行きます

合わせて接着した際に・・・

この捩れ道理に元に戻るからです・・・

 

茅で合わせを作る場合・・・

この捩れ具合を6枚なら6本同じ物を

4枚なら・・・4本同じ物を揃える必要が有ります

「直線繊維」の茅では・・・・

合わせた際に・・・・合わせ面の口が開きます

 

と・・・・今日はここまでです・・・

 

今回は・・・茅の合わせの第1段階を説明しました

無論・・・「接着方法」も公開します

 

実は・・・茅の合わせ浮子は・・・

この「茅の癖」を見抜けないと・・・・

使用した際に・・・真っ直ぐ立たないと言う事が起きます

「癖」が強くても弱くても・・・・合わせには適しません・・・

 

偉そうに言いますが・・・

自分も何百と失敗して見つけた方法です

ですが・・・

現在・・・極太の茅は入手が難しいと思います

自作される場合・・・

「合わせ」る事が出来れば・・・

「極太茅の浮子」を製作する事が出来ます

浮力を減らさず・・・本体の自重を軽く仕上げる

「合わせ方」はちゃんと有ります

もし・・・自作される人が参考に成ればと思い

全てを公開します・・・

 

ま~あ・・・試しに自作されれば良いと思います

解る限り・・・説明もして行きます

 

ま~あ・・・・全部隠さず公開するので・・・

見て試して下さい・・・

 

 

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