はじめまして、まおです。40歳。チェーンのドラッグストアで、レジのパートをしています。商品のバーコードをスキャナーで読み取り、袋に詰め、お釣りとレシートを渡す。ポイントカードの案内や、併設している調剤薬局への声かけもある日があります。閉店前には、今日のレジ件数が口頭で聞かれることもあります。

 

ある夜、レジを締めて金庫のカウントが終わったあとも、耳の奥にスキャナーの音が残っていました。頭の中では、今日の件数がずっと回り続けます。

客の前では笑顔を作ります。でも、評価に残るのは、だいたい件数と袋詰めの速さだけでした。立ちっぱなしで足が重くなり、ビニール手袋の中の指は荒れます。20代の子が同じシフトでも平気なのに、私だけが帰りのバスで黙る夜がありました。

 

店のスタッフ用グループLINEでは、副業の成果報告のスクショが流れてきます。スタンプで返してから、家に着くと声が小さくなる自分がいました。

でも今は、件数だけで自分の価値を測るのをやめました。家に帰ってから、パソコンでブログや記事の「何人が読んだか」「どこで離脱したか」といった数字(アクセスの記録)だけを見て、次を直す順番に変えています。

 

レジに立ち続けなくても、文章の記録は少しずつ増えていく。座ったまま、内緒で第2の柱を育てています。

第1章:レジ台の延長は、もうやめた

広告で「在宅ワーク」「AIで月10万」「未経験OK」も毎日見ます。でも、また立ちっぱなしと声かけが増える副業は続かないと分かっていて、手が出ません。他人の文章テンプレをそのまま使う方法も、「必ず稼げる」と言う案件紹介も、信用できませんでした。

 

それでも、このまま件数だけを数える夜を続けるのは限界でした。ギャンブルみたいな保証には手を出さず、数字だけを見て判断する型を探しました。

第2章:きれいな店内案内の記事は、誰も読まなかった

ツールの画面で分かったのは、きれいな「お得なキャンペーンの案内」だけを並べた記事は、最後まで読まれないことでした。

 

やけくそで書いた「レジを閉めたあと、今日の件数だけを数えた」という、ありのままの話だけ、同じ小売のレジで黙っていた人が、記事の最後まで読んでくれました。

 

能力が足りなかったのではなく、評価される場所(レジ台の件数)と、評価される場所(ネットの記録)が違っただけ、と気づきました。

第3章:レジを離れたあとでも、柱ができた

今でもレジの仕事は続けています。今日辞めるつもりはありません。ただ、帰宅後に毎回つぶれる日が、減りました。

 

スキャン音を聞き続けなくても、ブログの読者数や記事の記録は、少しずつ増えていく。それだけで、次の開店前を迎えられるようになりました。

ドラッグストアのレジで件数に疲れた方へ。業界の罠と、慎重派の型をまとめました。

 

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最後に:件数を数えたあなたへ

あなたが向いていないわけではありません。件数で測られる仕組みに、置かれていただけです。

 

見ている場所を変えれば、夜は変わります。